1. 仕様

    (ハードウェア)

    シリアルで設定する場合に必要なケーブルは何ですか?

     

    INFONET-RXシリーズを設定する場合は,RS-232CのD-sub 9ピンのクロスケーブル(メス−メス)をご利用下さい.
    RXシリーズのコンソールポートは、RS-232C DTE側 9ピンオスコネクタです.お手持ちのパソコンのRS-232Cポートをご確認の上、ケーブルをご用意下さい.
    弊社でも別売りとなっとおりますが,RXシリーズ用のコンソールケーブルをご用意しております.RXシリーズをお買い上げ予定の販売店,営業担当にお問い合わせ下さい.

    [PC98用]
    D-Sub 9pin-25pin クロス1m MCC-925 標準価格 3,700円(税別)
    [DOS/V用]
    D-Sub 9pin-9pin  クロス1m MCC-909 標準価格 3,000円(税別)

    尚,Macintoshのモデムポート,プリンタポートと接続する場合には,市販のMini-Din8とD-sub 25ピン(メス)の変換ケーブル(Din8の1がD-subメスの4と20に,さらにDin8の2,3,4,5,7がD-subのそれぞれ5,2,7,3,8に接続されたケーブル)を別途ご用意いただき,これと別売ケーブルをあわせて使用することで接続が可能です.


    また,INFONET3790/3791を設定する場合は,RS-232CのD-sub 25ピンのストレートケーブル(メス−オス)をご利用下さい.
    3790/3791のコンソールポートは、RS-232C DTE側 25ピンメスコネクタです.お手持ちのパソコンのRS-232Cポートをご確認の上,ケーブルをご用意下さい.

    INFONET-RX10HにTERM-HUB切り替えスイッチとありますが何ですか?

    10BASE-Tポート#4にHUBを接続するか,端末を接続するかを切り替えるスイッチがあります. 10BASE-TのストレートケーブルでHUBを接続する場合は「HUB」側に,端末を接続する場合は「TERM」にたおしてください.
    (間違えやすいのでご注意!)

    INFONET-RX20/RX30のLAN接続に使用する10BASE-Tケーブルはどのようなものですか?

    INFONET-RX20/RX30と端末をLAN接続する場合は,クロスケーブルをお使いください.クロスケーブルの結線は「1-3, 2-6, 3-1, 6-2」です.

    10BASE-Tケーブル
    「1:TD(+), 2:TD(-), 3:RD(+), 4:未使用, 5:未使用, 6:RD(-), 7:未使用, 8:未使用」

    また,INFONET-RX20/RX30とHUBをLAN接続する場合は,ストレートケーブルをお使いください.

    INFONET3790/3791のLAN接続に使用するTP-MAUとは,どのようなものですか?

    INFONET3790/3791と端末をLAN接続する場合は,3790/3791の10BASE-5のEtherポートを10BASE-Tに変換するTP-MAU(INFONET3151)が必要となります.このTP-MAUは弊社でも別売りとなっとおりますので,お買い上げ予定の販売店,営業担当にお問い合わせ下さい.

    INFONET-RX10H/RX20/RX50にある回線終端ON/OFFスイッチってどうやって使うのでしょうか?

    ISDNのバス接続等の際に,DSU配下に回線終端抵抗がない場合があります.その場合は,INFONETシリーズの回線終端スイッチをONにして下さい.配線上または他の機器に回線終端抵抗がある場合は,スイッチをOFFにします.

    INFONET-RX30/3790/3791には回線終端ON/OFFスイッチがないのですが?

    INFONET-RX30には回線終端抵抗が内蔵されていますので,配線上または他の機器の回線終端抵抗は使用しないで下さい.
    また,INFONET3790/3791には,終端抵抗が内蔵されていませんので,配線上または他の機器の回線終端抵抗を必要とします.

    設置環境条件を教えて.

    温度,湿度について次の通りとなっています.
    • 温度 5℃〜40℃
    • 湿度 20%〜80%RH
      *ただし,結露しないこと.
    いずれも動作時の規定です.一般のモデムやTAと同様の環境であれば問題なく動作します.気を付けたいのは,直射日光を避けること,特に西日の直射に気を付けて下さい.加湿器の側への設置も避けてください.

    DSUの付いた製品はありますか?

    INFONETシリーズでは,DSUの付いた製品はございません.すべてTAを内蔵としましたDSUより直結で使用できるタイプとなっております.
    また,SOHO向けのルータとしては,DSU内蔵しておりますMUCHO-TL-DSUと言う製品もございます.

    アナログポートの付いた製品はありますか?

    INFONETシリーズでは,アナログポートの付いた製品はございません.もし,アナログポートが必要な場合,SOHO向けのルータとして,MUCHO-TL-DSUと言う製品もございます.

    BRIポートを複数持った製品はありますか?

    INFONETシリーズでは,BRIポートを2ポート持ったINFONET-RX20/RX50がございます.
    これらの製品は,ディジタル専用線×2回線,ディジタル専用線+ISDN回線または,フレームリレー回線+ISDN回線で使用できます.
    また,BRIポートを8ポート持ったINFONET3790がございます.この製品は,ディジタル専用線×8回線,ISDN回線×8回線または,ディジタル専用線×4回線+ISDN回線×4回線で使用できます.

    PRIポートを持った製品はありますか?

    INFONETシリーズでは,PRIポートを持った製品が2機種ございます.
    192kbps〜1.5Mbpsのフレームリレーまたはディジタル専用線に対応したINFONET-RX30,INS1500などのISDN回線(23B+D)または192kbps〜1.5Mbpsのディジタル専用線に対応したINFONET3791がございます. このINFONET3791は,HSD多重サービスにも対応していますので,複数拠点との接続が可能です.

    HUBの付いた製品はありますか?

    INFONETシリーズでは,4ポートHUBを内蔵したINFONET-RX10H,10/100Mbps自動切替2ポートのスイッチングHUBと10BASE-T12ポートのスイッチングHUBを内蔵したINFONET-RX50がございます.


    (ファームウェア)
    リモートでどんなことができるのですか?

    telnetにてリモートからログインすることにより,設定変更ができます.また,装置の運用情報や通信確認試験情報などローカルで取得できるのと同じ情報を取得することができます.
    また,FTPにて構成定義情報やファームウエアの書き換え,各種ログの取得などを行うことができます.

    使用可能なWAN回線の種類は何がありますか?

     

    INFONETシリーズは,装置によって使用可能なWAN回線の種類が異なります.

      
    WANインタフェース数
    専用線
    (64kbps
    /128kbps)
    専用線
    (192kbps〜1.5Mbps)
    ISDN
    (2B+D)
    ISDN
    (23B+D)
    フレームリレー
    (64kbps
    /128kbps)
    フレームリレー
    (192kbps〜1.5Mbps)
    RX10H 1
    RX20 2(*1)
    RX30 1
    RX50 2(*1)
    3790 8
    3791 1 ○(*2)

    (*1) RX20/RX50のWAN回線は、以下のような組み合わせで使用可能です.
    • 専用線(64kbps/128kbps)+専用線(64kbps/128kbps)
    • 専用線(64kbps/128kbps)+ISDN(2B+D)
    • フレームリレー(64kbps128kbps)+ISDN(2B+D)
    (*2) HSD多重サービスにも対応しています.

    同時に通信できる相手の数はいくつですか?

    INFONETシリーズは,装置によって同時に通信できる相手の数が異なります.

      ISDN ディジタル専用線 フレームリレー
    RX10H 2 1 (64kbps/128kbps) 32 (DLCI 16〜47)
    RX20 2 2 (各 64kbps/128kbps) 32 (DLCI 16〜47)
    RX30 1 (192kbps〜1.5Mbps) 64 (DLCI 16〜79)
    RX50 2 2 (各 64kbps/128kbps) 32 (DLCI 16〜47)
    3790 16 8 (各 64kbps/128kbps)
    3791 23 24 (HSD多重サービスで各 64kbpsの場合)

    RX20/50のWAN回線は、以下のような組み合わせで使用可能です.
    • 専用線(64kbps/128kbps)+専用線(64kbps/128kbps)
    • 専用線(64kbps/128kbps)+ISDN(2B+D)
    • フレームリレー(64kbps128kbps)+ISDN(2B+D)

    ISDNでの接続相手はどのくらい登録できますか?

    INFONETシリーズは,装置によってISDNの接続相手登録数が異なります.

      ISDN接続相手登録数
    RX10H 20拠点
    RX20 20拠点
    RX30
    RX50 20拠点
    3790 240拠点 (*1)
    3791 240拠点 (*1)

    (*1) RADIUSサーバを使用すれば,さらに拠点数を増やすことができます.

    ISDN/ディジタル専用線/フレームリレーを使用する際,他に装置を必要としますか?

    リモートブルータのWAN回線は添付品のモジュラーケーブルにより DSUに直結して使用できます。インタフェース変換は必要ありませんので、 TA(ターミナルアダプタ)等の装置は必要ありません。


    (回線・回線の契約)
    OCNサービスに対応していますか?

    INFONETシリーズは,装置によってOCNエコノミー/スタンダードに対応しています.OCNダイヤルアクセスには対応していません(NAT機能はサポートしておりません).
    以下の表にまとめます.

      
    OCN
    エコノミー
    (128kbps専用線)
    OCN
    スタンダード
    (1.5Mbps専用線)
    RX10H
    RX20
    RX30
    RX50
    3790
    3791

    ディジタルアクセスサービスに対応していますか?

    INFONETシリーズは,装置によってディジタルアクセス64/128/1500(DA64/DA128/DA1500)に対応しています.
    以下の表にまとめます.

      
    ディジタルアクセス64
    ディジタルアクセス128
    ディジタルアクセス1500
    RX10H
    RX20
    RX30
    RX50
    3790
    3791

    HSD多重サービスに対応していますか?

    INFONETシリーズでHSD多重サービスに対応している装置は,INFONET3791です.
    主要拠点のルータにINFONET3791を設置し,各拠点は規模に応じてルータと回線速度を選択します.

    ディジタル専用線を契約するときに気をつけることは何ですか?

    高速ディジタル専用線を契約する場合は,高速ディジタル伝送サービス(Iインタフェース)の基本インタフェース(回線速度128kbps以下)または,1次群インタフェース(回線速度1.5Mbps以下)を指定してください.

    ISDN回線(INSネット64/1500など)を契約するときに気をつけることは何ですか?

    ISDNを契約する場合は,契約条件として,以下の事項にしたがってください.

    • 接続する通信機器
      通信機器の名称メーカ名認定番号
      INFONET-RX10H他社(古河電気工業株式会社)T98-5043-0
      INFONET-RX20他社(古河電気工業株式会社)T98-5044-0
      INFONET-RX50他社(古河電気工業株式会社)T98-5045-0
      INFONET3790他社(古河電気工業株式会社)T96-5203-0
      INFONET3791他社(古河電気工業株式会社)T95-6020-0

    • コンサルティング項目(必須項目)
      • インタフェース形態およびレイヤ1起動種別
        インタフェース形態は,P-MP接続で契約してください.
        レイヤ1起動種別は,常時起動または呼毎起動のどちらでも動作します.
      • 発信者番号通知サービス
        呼毎通知許可で契約してください.

    フレームリレーを契約するときに気をつけることは何ですか?

    国内のフレームリレーをサービスする通信業者と接続することができます.ITU-Tの規格に適合しているフレームリレー交換機と接続することができます.
    回線速度は,RX30の場合は1.5Mbpsまでの範囲で,それ以外の場合は64kbpsまたは128kbpsで指定してください.
    以下にNTTとNTT以外での回線契約のポイントを記載します.

    • NTTフレームリレーサービス
      INFONET****に依存する契約内容
      (NTTフレームリレーサービス(第1種)契約申込書(2)に記載されている項目から)
      項目設定内容
      端末設備 DTE 製品名等 INFONET****
      物理変換アダプタ なし
      CLLMサポート サポート
      PVC状態確認手順サポート 非同期非サポート
      同期 片方向サポート/端末(DTE)

      第2種フレームリレーサービスをご利用の場合は,これらの設定内容が固定で設定されますので,記入の必要はありません.

    • NTT以外のフレームリレーサービスの場合は,以下の点をご注意ください.

      • PVC状態確認手順(LMI)はITU-T:Q.933AnnexAとしてください.
      • DLCI番号はRX30の場合は16から79の範囲で,それ以外の場合は16から47の範囲で指定してください.


    (取扱説明書)
    INFONET-RX10Hのコマンドマニュアルp.41のメモで,「WANにFR回線を指定した場合、RIP(IP)スタティックの設定を行うことはできません。」と書いてありますが,スタティック設定で運用できないのですか?

    いいえ.スタティック設定でも運用することができます.
    これは,取扱説明書の誤記で,「WANにFR回線を指定した場合、nextifで中継先インタフェースにFR回線を指定することはできません。」と言うのが実際に書きたかったことです.
    nexthopで中継先ルータアドレスを指定すれば、スタティックでも運用することができます.



    2. 機能の詳細

    (セキュリティ)

    接続相手を限定したいのですが。

    ルータでは,発信者番号によるチェックを行うことにより,接続相手を限定することができます.ISDNの発信者番号通知サービスを利用して,発呼した相手のISDN番号とルータに登録されているISDN番号を照合することにより,着信を許可します.

    PAP/CHAPって何?

    ともに,ISDN等の公衆回線で接続する際に,接続相手を確認(認証)するプロトコルです.
    • PAP(Password Authentication Protocol)
      アクセス時にパスワードを回線に流して接続相手の認証を得た後,接続が開始さ れます.
    • CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)
      アクセス時にパスワードを暗号化して回線に流し,接続相手の認証を得ます.PAPよりもセキュリティ度は高いです.
     − インターネットサービス--ISDN-LAN型:ほぼCHAPを使用
     − インターネットサービス--ISDN-端末ダイヤルアップ型:PAPが主流

    パケットフィルタリング機能はどんなことができるのですか?

    INFONETシリーズは,主にセキュリティを強化する機能として,IP/IPX/AppleTalkパケットをフィルタリング(中断・遮断)する機能をサポートします(装置によって若干異なる)。
    詳しくは,こちらをご覧下さい.


    (ISDNに関する機能)

    課金監視機能って何?

    課金監視機能は,ISDN回線が何らかの障害で長時間接続されつづけた場合,回線を切断し,ルータを停止させる機能です.
    課金監視機能には,以下の5種類があります.
    • 連続接続時間呼確立リミッタ(RX10H/RX20/RX50/3790/3791でサポート)
    • 月ごとの累計接続時間呼確立リミッタ(RX10H/RX20/RX50/3790/3791でサポート)
    • 日ごとの累計接続時間呼確立リミッタ(RX10H/RX20/RX50でサポート)
    • 相手毎累計接続時間呼確立リミッタ(RX10H/RX20/RX50でサポート)
    • 相手毎接続回数呼確立リミッタ(RX10H/RX20/RX50でサポート)

    詳しくは,こちらをご覧下さい.

    バルク転送(MP)とは?

    通常は,ISDN回線の1回線(1Bチャネル)を使用して,64kbpsで通信をしますが,2回線(2Bチャネル)を同一相手と接続して128kbpsで通信する機能です.
    バルク転送により,より高速なデータの送受信が可能になります.INFONETシリーズは,業界標準のMP(The PPP Multilink Protocol;RFC1717)を用いてバルク転送を行います.
    他社製の装置と接続する場合も,MPをサポートしていれば,バルク転送を使って通信する事ができます.
    また,INFONET-RX20およびRX50ではディジタル専用線とISDN回線を利用したトラヒック分散が可能です.
    こちらをご覧下さい.

    バルク転送すると課金はどうなるの?

    ISDN回線は1B毎に通信料金が課金されます.
    バルク転送が行われている間,課金は,2倍かかることになります.また,INFONETシリーズの場合,トラフィック量に応じて,バルク転送を行います.データ量が少ないときは,2Bチャネル目は,接続されませんので,無駄な課金は発生しません.

    ISDNバックアップ機能とは?

    BRIを2ポート搭載した,INFONET-RX20またはRX50でサポートしています.
    1ポートはISDNを接続し,もう1ポートは,ディジタル専用線またはフレームリレーを接続し,回線障害等が発生したときのバックアップ回線としてISDN回線を使用します.
    詳しくは,こちらをご覧下さい.


    (ルーティング)

    どんなネットワークプロトコルをルーティングできますか?

    INFONETシリーズは,装置によってルーティング可能なプロトコルが異なります.

      ルーティング可能なプロトコル
    RX10H TCP/IP(RIP), IPX(NetWare)
    RX20 TCP/IP(RIP/RIP2/OSPF), IPX(NetWare), AppleTalk
    RX30 TCP/IP(RIP/RIP2/OSPF), IPX(NetWare), AppleTalk
    RX50 TCP/IP(RIP/RIP2/OSPF), IPX(NetWare), AppleTalk
    3790 TCP/IP(RIP/RIP2/OSPF), IPX(NetWare), AppleTalk
    3791 TCP/IP(RIP/RIP2/OSPF), IPX(NetWare), AppleTalk

    ルーティング対象外のプロトコルは,どのように通信すればよいですか?

    ルーティング対象外のプロトコルは,ブリッジ機能を使用して中継することができます(設定により選択可能).また,データ別優先制御によって,指定したデータをLANからWANに優先的にまたは非優先的に中継する機能があります。
    詳しくは,こちらをご覧下さい.

    スタティックルーティングとダイナミックルーティングとは?

  1. スタティック・ルーティング
    スタティック・ルーティングとは、予め中継経路を決定し、ノードや ルータに経路情報(ルーティング情報)を登録しルーティングを行う方法です。 よって、ノードやルータが追加された場合は、全ての装置のルーティング情報を 更新する必要があるため、大規模なネットワークでは、ルーティング情報 の管理が大変になると言う欠点があります。
  2. ダイナミック・ルーティング
    ダイナミック・ルーティングとは、ノードやルータ相互で ルーティング情報を交換し、自動的に最適な経路を決定するもので す。 代表的なルーティングプロトコルであるRIPでは、30秒に1回の割合で ルーティング情報の交換を行っています。
  3. RIP(IPのルーティング情報)はいくつまで持てますか?

    INFONETシリーズは,装置によってRIP(IPのルーティング情報)が異なります.

      ルーティング情報
    RX10H 最大100エントリ
    RX20 最大1200エントリ
    RX30 最大3500エントリ
    RX50 最大1200エントリ
    3790 最大3000エントリ
    3791 最大3000エントリ

    (データ圧縮)

    データ圧縮機能って何をサポートしてるの?

    INFONETシリーズでサポートしている圧縮の方式は2種類あります.
    • Stac LZS(CCP)
      PPP上のデータ圧縮のアルゴリズム.データ部とヘッダ部を一緒に圧縮します.  (同じStac LZSでも、CCPのバージョンが異なると接続性がありません)
    • VJ Compress(IPCP)...INFONET3790/3791のみ
      TCP/IPのヘッダーだけを圧縮します.Windows-95が標準でサポート.  (本方式をサポートするルータは多い.また,3790/3791--(ISDN)--TA--Windows95(PC)で圧縮できます.ヘッダ部のみの圧縮なので、圧縮効果は高くありません)

    (ping)

    pingコマンドのオプションは使えないの?

    INFONETシリーズに実装されているpingでは連続送信などのオプションはサポートしておりません.データ部64バイト固定の1回送信です.

    実装されているpingのタイムアウト時間は?

    20秒です.

    (DHCP)

    DHCPリレーエージェント機能は,どんなことができるのですか?

    異なるネットワーク上に存在するDHCPサーバとDHCPクライアントの通信を可能にする機能です.
    詳しくは,こちらをご覧下さい.

    (フレームリレー)

    フレームリレーに関する機能は,どんなものがありますか?

    INFONETシリーズは,フレームリレーサービスに対応しており,通信を快適にする機能をサポートしています.
    詳しくは,こちらをご覧下さい.

    CISCO社製ルータとフレームリレー接続をするときの注意点は何ですか?

    1.INFONETシリーズのFR側は,broadcastタイプ(Numbered)で設定する必要があります.
    2.CISCOルータに次の設定が必要となります.
    encapsulation frame-relay IETF
    または、
    encapsulation frame-relay
    frame-relay map ip XX.XX.XX.XX YY IETF
    
    ※XX.XX.XX.XXは,相手側ルータ(MUCHO-FR)のWAN側IPアドレスになります.
      また,YYは,相手側ルータ(MUCHO-FR)と接続するために契約した
      自側(CISCO)のDLCI番号となります.
    
    (解説)
    encapsulation frame-relayコマンドは,フレームリレーを使用するインタフェース 全体に対して作用します. encapsulation frame-relay IETFとした場合には,RFC1490で規定されたエンカプセル方式にしたがうため,INFONETシリーズとの通信が可能です.

    encapsulation frame-relayとした場合には,CISCO独自のエンカプセル方式となるため,CISCOはINFONETシリーズとの通信はできません. しかしながら,frame-relay mapコマンドを使用する事により,INFONETシリーズと接続するDLCIだけはRFC1490のエンカプセル方式を使用するように変更できます. このコマンドを追加設定することによりCISCOはINFONETシリーズと通信可能となります.

    (ディジタル専用線)

    CISCO社製ルータとディジタル専用線接続をするときの注意点は何ですか?

    INFONETシリーズは,ディジタル専用線で接続する際,PPP(Point-to-point)をサポートしていますので,CISCO社製ルータと接続する場合は,CISCO社製ルータにencapsulation-typeとして次の設定が必要となります.
    encapsulation ppp
    


    (リモート初期インストール)

    初期導入時リモートからインストールできると聞いたのですが,方法を教えてください.

    INFONET-RX10H/RX20/RX50では,工場出荷状態で,ISDN回線経由での設定ができます.本社〜支店間をINFONETシリーズで接続するような場合に,支店側工場出荷状態の製品にISDNを接続し電源ONするだけでリモートから設定を行うことが可能です.詳しい設定方法はこちらを参照ください.



    3. 操作・保守の詳細

     
    通信が終わってからISDN回線を切断するまでの時間は変更できないのですか? 

    変更可能です.
    変更方法は以下をご覧下さい.   

    ●INFONET-RX10Hでの変更
    コンフィグレーションモードで次のように設定変更します.

    conf#isdn -1 idletimer=120 ←ISDN#1を切断タイマを120秒に設定しました.
                                 (設定範囲は0〜3600秒です)
    
    ●INFONET-RX20/RX50/3790/3791での変更
    次のように設定変更します.
     1. メインメニューで「Super Mode」になる.
     2. 「3. configuration set (expert)」を選択する.
     3. 「1. datalink」を選択する.
     4. 「idle timer (sec)」を設定します.設定範囲は0〜3600秒です.
       ISDNのポート毎に設定してください.

    注意事項:

    1. 無通信監視タイマに値0を設定(idletimer=0)した場合は,無通信監視を行なわない事を意味し,自動では回線切断されません. この場合,回線切断はtelnetまたはコンソール(RS-232C経由)でログインし「disconnect」コマンドを利用して下さい.
    2. idletimer=1 等の短い時間を設定すると,中継データの発生の仕方によっては回線の接続/切断が頻繁に発生し,課金が高くつく事もあります.

    工場出荷設定に戻したい.

    どのような種類のログがとれますか?

    各ログ情報はいくつ残るのですか?

    設定の操作はどのような形式ですか?

    保守機能にはどんなものがありますか?

    syslogdへの障害通知を受ける端末はどのように設定するのでしょうか?


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