PRIQのキュー構造を指定します。
PRIQでは、クラス名および『優先キュー』(優先度2)、『通常キュー』(優先度1)、『非優先キュー』(優先度0)を指定します。
Router(config)# interface ewan 1
Router(config-if ewan 1)# qos-class priq HIGH-class priority 2
※別途、クラス名「HIGH-class」についてルールの定義が必要です(qos-filterコマンドを参照)
Router(config)# interface ewan 1
Router(config-if ewan 1)# qos-class priq LOW-class priority 0 default
※別途、クラス名「HIGH-class」についてルールの定義が必要です(qos-filterコマンドを参照)
qos-class priq <クラス名> priority <優先度>[ qlimit <キュー限度値>] [red] [default]
パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値 クラス名 PRIQのクラス名称を設定します。 16文字以内の文字列 省略不可 priority <優先度> 優先度を指定します。優先度が高いクラスは、優先度の低いクラスに比べ、送信処理の時間が増えます。
この値が大きいほど、優先度は高くなります。0〜2 0 qlimit <パケット数> キューにためることができるパケット数を指定します。 1〜200 50 red キューバッファ管理方式に、RED(Random Early Detection)を使用する場合に、redを指定します。
REDを使用しない場合は、キューバッファがいっぱいになってからパケットを破棄(Tail-Drop)しますが、REDを使用した場合は、キューあふれによる輻輳が発生する前にランダム破棄を開始するため、TCPのようなトラフィックを変動できるようなプロトコルでは、より早く破棄を感知できるので、通信全体でみると効率が良くなります。red REDを使用しない default デフォルトクラスの場合に指定します。
qos filterに適用されなかったデータをどのような優先度で処理するかを指定する場合に使用します。default デフォルトクラス以外
PRIQ方式のQoS制御を行なうことはできない。
各インタフェース設定モード