match ip/ipv6 access-group

クラスマップ内でマッチするトラフィックを、IPアクセスリストにより設定します。
トラフィックがIPv4パケットの場合、match ipv6コマンドは不成立となります。逆にトラフィックがIPv6パケットの場合、match ipコマンドは不成立となります。
複数のmatchが定義された場合、定義された順に評価されます。
同一class-mapにおいてmatch-anyが指定されている場合には、いずれのmatch行にもトラフィックが適合しなかった場合、該当するclass-mapには適合しなかったものとされます。
match-anyが指定されていない場合には、いずれかのmatch行にトラフィックが適合しなかった場合、該当するclass-mapには適合しなかったものとされます。
アクセスリストのlogとcountは無視されます。

refreshコマンド後に有効になるコマンドです。


設定例1 IPアクセスリストの2000番をマッチするトラフィックとして設定する。

Router(config)#class-map video-class
Router(config-class-map)#match-any
Router(config-class-map)#match ip access-group 2000
Router(config-class-map)#exit


コマンド書式

match ip access-group <ext-ipv4アクセスリスト番号 > [input-interface {<インタフェース名> [port <ポート番号>}]
match ipv6 access-group <ext-ipv6アクセスリスト番号 > [input-interface {<インタフェース名> [port <ポート番号>}]


パラメータ

パラメータ 設定内容 設定範囲 省略時の値
ext-ipv4
アクセスリスト番号
クラスマップ内でマッチするトラフィックをext-ipv4アクセスリスト番号で指定します。 100〜199
2000〜2699
20000〜21199※1
省略不可
ext-ipv6
アクセスリスト番号
クラスマップ内でマッチするトラフィックをext-ipv6アクセスリスト番号で指定します。 3500〜3999
35000〜36499※1
省略不可
インタフェース名 クラスマップ内でマッチするトラフィックを入力インタフェースで指定します。 lan 1
ewan 1〜2
pppoe 1〜24
dialer 1〜20
ipsecif 1〜1000※2
tunnel 1〜100
vlanif 1〜100
全てのインタフェース
ポート番号 LANインタフェースの物理ポート番号を指定します。 port 1〜8 LANインタフェースのポート番号

    ※1 この印がついた設定範囲は、v01.13(00)以降サポート
    ※2 ipsecif 1〜1000は、V01.13(00)以降サポート。FITELnet F200 Plusでは設定範囲全てが有効、FITELnet F200では設定範囲中100エントリのみ有効。

この設定を行わない場合

該当クラスマップにトラフィックはマッチしません。


設定モード

クラスマップ設定モード

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