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FITELnet-F100ファームウェア リリースノート

FITELnet-F100 firm V01.19(01) 05/02/03 release
下記の新規機能を追加いたしました
(1)

FITELne-F100(BRIオプション)のBRIインタフェースで、専用線(HSD/DA等)に接続できるようになりました。

 

設定モード:

 BRIインタフェース設定モード

コマンド:

 leased-line コマンド

 

【重要】
BRIインタフェースでの専用線接続は、BRIモジュールのバージョンが2.0以降の場合のみ使用可能です。それ以前のバージョンをご使用の場合は、ご利用になれません。
BRIモジュールのバージョンは、show versionコマンドで確認できます。(以下の赤字の部分)

 

Router# show version
FITELnet-F100 BRI option
MAC Address: 0080.bdf0.0c60
Hardware version: Ver 02.21-101904 (BRI: Ver 2.00 )
Firmware version: V01.19(00) 012405
Boot side: SIDE-A
Router#

 

また、BRIインタフェースで専用線接続している場合に、LCP KeepAlive機能により対向装置や通信回線を監視し、障害を検知した場合に経路を切り替えや、再接続動作を行います。

 

設定モード:

 ダイアルアップインタフェース設定モード

コマンド:

 lcp keepaliveコマンド

 

【ご注意】
ISDN使用時にも、LCPのKeepAlive機能が使用できますが、この場合、ISDN回線が無通信状態でもあっても、接続が維持されるので注意してください。

(2)

ファームウェア/設定情報自動切り戻し機能をサポートいたしました。
使い方についてはこちら

 

設定モード:

 基本設定モード

コマンド:

 boot-backコマンド

(3)

tasktrace機能で、BRIインタフェースのタスクトレース情報を取得することが可能になりました。

 

設定モード:

 基本設定モード

コマンド:

 tasktrace wanコマンド



下記の変更を実施しました
(1)

NATで使用するテーブル数を拡張いたしました。
従来は、2048エントリ(固定)でしたが、最大16384エントリ(設定により可変)となりました。

 

設定モード:

 基本設定モード

コマンド:

 ip nat max-sessionsコマンド

(2)

学習フィルタリングテーブル数を拡張いたしました。
従来は、2048エントリ(固定)でしたが、最大16384エントリ(設定により可変)となりました。

 

設定モード:

 基本設定モード

コマンド:

 ip stateful max-sessionsコマンド

(3) BRIインタフェースで、QoS機能を利用することが可能になりました。
(4) Layer3監視機能で、BRIインタフェースをメイン経路として運用することが可能になりました。
(5) IPsecの、Phase1/Phase2のDelete送受信時、およびSAを削除した契機で、VPNログを出力するようにしました。
(6) QoSのクラシファイアとして、TCP/UDPポート番号が範囲指定となっているアクセスリストを指定することが可能になりました。
(7) Rroute-mapのmatch interfaceコマンドにおいて、出力インタフェースがipsecifとなる経路を指定することができるようになりました。RIPにおいて、経路のフィルタリングを行なう際に利用可能です。
(8) NATテーブルや学習フィルタリングテーブルを管理するため、FURUKAWA-INFMGT-SYSTEM-RESOURCES-MIBをサポートしました。


下記の問題点を改修いたしました
(1) IPv6の学習フィルタリング機能を使用した場合に、装置の再起動が起こるケースがありました。
(2) Point-To-Pointインタフェースにおいて、RIPv2が送信されない不具合がありました。
(3) BRIインタフェースを使用すると、DHCPリレーエージェント機能が動作しない不具合がありました。
(4) ブロードキャストMACアドレス宛を、マルチキャストMACアドレスとして登録してしまう不具合がありました。このため、DHCPリレーエージェント機能が動作しない不具合がありました。
(5) SAを確立後、VPNピアから、本装置に対してTELNETでアクセスした場合に、応答が遅いケースがありました。
(6) Mode-configのオプションで、装置のバージョンを通知する機能に不具合があり、装置のバージョンを通知できないケースがありました。
(7) QoSを使用時に、キューにデータがたまると、CPU使用率が極度に高く表示される不具合がありました。
(8) Route-mapの、match-interfaceコマンドの動作に不具合がありました。
(9) show ip trafficコマンドで表示される、"ip packets forwarded”のカウンタ値に不具合がありました。
(10) 以下のカウンタMIBで、正常にカウントされない(カウントアップしないもしくは、2倍にカウントされてしまう)ケースがありました。
 ・ifInOctets
 ・ifInUcastPkts
 ・ifOutUcastPkts
 ・ifOutOctets
 ・ifOutUcastPkts
 ・ifOutNUcastPkts
(11) MIBの、"ifTableLastChange"が取得(get)できませんでした。
(12) MIBの、"ifLastChange"で取得できる値の単位に誤りがありました。仕様は1/100秒であるのに対し、本装置は単位を秒とする数値を返していました。
(13) インタフェースの状態変化があった場合でも、MIBの、"ifLastChange"の値が変更されない不具合がありました。
(14) MIBの、"ipv6IfLastChange"と、"ipv6IfOperStatus"が、連動していない不具合がありました。
(15) LinkUP/LinkDOWNのトラップの、IfIndexの値が不正でした。
(16) ISDN使用時に、連続接続時間リミッタ機能が作動し、ISDN回線の接続を制限している状態で、LAN側からTCPもしくはUDPのデータを受信し、平文で中継するケースにおいて、ISDN回線を接続してしまう不具合がありました。
(17) ログ情報にスペルミスがありました。SAの監視のための、ICMP KeepAliveがエラーした場合に、"Icmp send erorr"と表示されていました。
(18) コマンドでの設定にて、以下の不具合がありました。

(1)"ip nat pool <pool名>"で同じpool名が複数登録できてしまう。
(2)"ipv6 route"で複数のdistance値が登録できてしまう。
(3)"ipv6 prefix-list (1-99)"で番号順にソートされない。
(4)"(config-bgp)aggregate-address"で"summary-only"有無が両方登録できてしまう。
(5)"distance bgp"が複数登録できてしまう。
(6)(BGPサービス設定モードの)"network"で"backdoor"有無が両方登録できてしまう。
(7)(key-chainモードの)"key (0-2147483647) accept-lifetime"が同一番号で複数登録できてしまう。
(8)(key-chainモードの)"key (0-2147483647) key-string"が同一番号で複数登録できてしまう。
(9)(key-chainモードの)"key (0-2147483647) send-lifetime"が同一番号で複数登録できてしまう。
(10) mss pppoe <インタフェース番号>で、インタフェース番号が項番で登録されてしまう。
(11) match interface, match ip address, match ip next-hop, match metricで、複数の登録ができてしまう。
(12)機能しないコマンドが存在する。(show interface tunnel)
(13) ユーザモードで、"show interface lan ?"を入力すると、PPPoE番号の入力を促すヘルプが表示される
(19) ipsecifにQoS機能やパケットフィルタ機能を使用してパケットを中継する場合に、ESP化されたパケットの中継先が様々に変化する場合、中継先によってはパケット中継ができなくなる不具合がありました。


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