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Routing to the Future FITELnet
設定例
ワイヤレス接続 〜 NTTコミュニケーションズのデータ通信端末を使用する 〜
概要
補足・注意点

NTTコミュニケーションズのデータ通信端末を使用する例です。
サポートしているデータ通信端末については、こちらをご参照ください。

データ通信端末の契約内容によっては、通信料のほかにプロバイダ接続料など別途料金が発生する場合があります
設定データの例
設定内容 設定モード 設定コマンド名 設定項目 入力値 備考
LAN側IPアドレス LANインタフェース設定モード ip address IPアドレス 192.168.0.1
サブネットマスク 255.255.255.0
デフォルトルート 基本設定モード ip route 宛先ネットワークアドレス 0.0.0.0 デフォルトルートをdialer 1に向けます
マスク 0.0.0.0
インタフェース名 dialer 1
ProxyDNS機能 基本設定モード proxydns mode IPv4のProxyDNS機能を使用する v4
接続先電話番号 dialerインタフェース設定モード caller 接続先電話番号 *99***3# ※1
発呼回数を制限する機能 dialerインタフェース設定モード max-call 発呼回数制限の監視を行わない off
送信データに関する無通信監視時間(秒) modemインタフェース設定モード idle-timer send 無通信時間の監視を行わない off
受信データに関する無通信監視時間(秒) modemインタフェース設定モード idle-timer receive 無通信時間の監視を行わない off
1日(24時間)で送受信を許可するパケット数 modemインタフェース設定モード forced disconnect packet 送受信を許可するパケット数を制限しない off
1ヶ月の接続累積許容時間(分) modemインタフェース設定モード forced disconnect cumulative-time 接続累積許容時間を制限しない off
接続契機の設定 modemインタフェース設定モード auto connect 接続契機となるような通信がある場合には自動的に接続する on ※2
データ通信カードに対して初期化文字列の設定 modemインタフェース設定モード modem out-strings init シーケンス番号 1 ※3
初期化文字列,接続先情報 at+cgdcont=3,"PPP","mopera.net" ※3
データ通信端末を接続するUSBポートの設定 modemインタフェース設定モード physical-layer 装置に装着したデータ通信端末が使用できない usb 1
NAT+を使用する 基本設定モード access-list access-list番号 1
許可属性 permit
送信元アドレス 192.168.0.0 変換前のアドレス範囲
Wildcardマスク 0.0.0.255
dialerインタフェース設定モード ip nat inside source 変換前 list 1 変換ルールの指定
変換後 interface
DHCPサーバ機能 基本設定モード service dhcp-server DHCPサーバ機能を使用する -
DHCP設定モード dns-server DNSサーバのIPアドレス 0.0.0.0 ※4
default-router デフォルトルータのIPアドレス 0.0.0.0 ※4
※1 : プロバイダから指定される、接続先電話番号を設定してください。
※2 : "continuous"オプションをつけて設定することにより、通信の有無にかかわらず回線との接続を常時試みるようになります

【注意】
データ通信端末の契約内容によっては、通信料のほかにプロバイダ接続料など別途料金が発生する場合があります
※3 : データ通信カード内部に接続先情報を登録するために必要な設定です。
プロバイダから指定される接続先情報を設定してください。
※4 : 0.0.0.0 を指定した場合は、自身の LAN 側の IP アドレスを通知します
コマンド設定の例
(!の行はコメントです。実際に入力する必要はありません。)
この設定を利用したい方は
!
!
! 特権ユーザモードに移行します。
!
Router> enable
Enter password: super ←パスワードを入力します。(実際は表示されない)

Router#
!
!
! 基本設定モードに移行します。
!
Router# configure terminal
Router(config)#
!
!
! LAN側IPアドレスを設定します。
!
Router(config)# interface lan 1
Router(config-if lan 1)# ip address 192.168.0.1 255.255.255.0
Router(config-if lan 1)# exit
!
!
! dialerインタフェース設定モードに移行します。
!
Router(config)# interface dialer 1
Router(config-if dialer 1)#
!
!
! dialerの各種設定をします。
!
Router(config-if dialer 1)# max-call off
Router(config-if dialer 1)# caller *99***3# *1
!
!
! 基本設定モードに戻ります。
!
Router(config-if dialer 1)# exit
Router(config)#
!
!
! modemインタフェース設定モードに移行します。
!
Router(config)# interface modem 1
Router(config-if modem 1)#
!
!
! modemの各種設定をします。
!
Router(config-if modem 1)# idle-timer send off
Router(config-if modem 1)# idle-timer receive off
Router(config-if modem 1)# forced disconnect packet off
Router(config-if modem 1)# forced disconnect cumulative-time off
Router(config-if modem 1)# auto connect on *2 *4
Router(config-if modem 1)# modem out-strings init 1 at+cgdcont=3,"PPP","mopera.net" *3
Router(config-if modem 1)# physical-layer usb 1
!
!
! 基本設定モードに戻ります。
!
Router(config-if modem 1)# exit
Router(config)#
!
!
! デフォルトルートを dialer 1 に向けます。
!
Router(config)# ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 dialer 1
!
!
! NAT+ の設定をします。
!
Router(config)# access-list 1 permit 192.168.0.0 0.0.0.255
Router(config)# interface dialer 1
Router(config-if dialer 1)# ip nat inside source list 1 interface
Router(config-if dialer 1)# exit
!
!
! ProxyDNS 機能を利用する設定をします。 *4
!
Router(config)# proxydns mode v4
!
!
! DHCP サーバ機能を利用する設定をします。
!
Router(config)# service dhcp-server
!
!
! LAN インタフェースにおいて、DHCP サーバ機能で配布する情報を設定します。
!
Router(config)# ip dhcp pool lan 1
Router(config-dhcp-pool)# dns-server 0.0.0.0 *5
Router(config-dhcp-pool)# default-router 0.0.0.0 *5
Router(config-dhcp-pool)# exit
!
!
! 特権ユーザモードに戻ります。
!
Router(config)# end
!
!
! 設定を保存します。
!
Router# save SIDE-A.cfg
% saving working-config
% finished saving

Router#
!
!
! 設定を有効にするために再起動します。
!
Router# reset 
Are you OK to cold start?(y/n) y
*1 : プロバイダから指定される、接続先電話番号を設定してください。
*2 : 以下のように"continuous"オプションをつけて設定することにより、通信の有無にかかわらず回線との接続を常時試みるようになります

interface modem 1
 auto connect on continuous
exit

【注意】
データ通信端末の契約内容によっては、通信料のほかにプロバイダ接続料など別途料金が発生する場合があります
*3 : データ通信カード内部に接続先情報を登録するために必要な設定です。
プロバイダから指定される接続先情報を設定してください。
*4 : 常時接続機能を使用しない場合、DNS サーバのアドレスを設定しておかないと、ドメイン名指定した場合に自動発呼することができません
*5 : 0.0.0.0 を指定した場合、自身の LAN 側の IP アドレスを通知します

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