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FITELnet F220ファームウェア リリースノート

FITELnet F220/F221 firm V01.11(00) 2023/3/1 release
---FITELnet F220/F221ファームウェア V01.10(00)からの変更点---
下記の機能追加を行いました
(1) IPsec機能に関して、以下の機能を対応致しました。
・L2TP/IPsecにおいて、innerのVRFに対応致しました。
 関連コマンド:
 vrf (PPP テンプレート設定モード)
 show ppp

・L2TP/IPsecにおいて、PPP configuration request/pap/chapの再送回数と再送間隔(単位:秒)を設定可能としました。
 関連コマンド:
 ppp configuration retransmit

・IPsecでinitiator動作をしない機能に対応致しました。
 関連コマンド:
 set negotiation mode responder-only(ISAKMPポリシー設定モード)
(2) LBO機能に関して、ブレイクアウト先にプロキシサーバを指定する機能に対応致しました。

 関連コマンド:
 local-breakout forward-server
(3) syslog機能にて、syslogメッセージにホスト名を入れる機能に対応致しました。

 関連コマンド:
 syslog format bsd
(4) FITELnet製品向けクラウドサービス「Fらくねっと」のサービスに対して、接続前のsyslogを退避して、接続後に送信する機能をサポートしました。
下記の仕様変更を行いました
(1) BGPで設定できる以下のコマンドにおいて、INETでも設定できるように対応致しました。

 関連コマンド:
 neighbor as-override
 neighbor soo
(2) ルーティング機能(RIP,OSPF,BGP)において、LBO経路の再配布に対応致しました。

・RIP,OSPF,BGPにおいて再広告を行うredistributeコマンドでLBO経路を指定できるように致しました。
 関連コマンド:
 redistribute local-breakout

・OSPFのLSA送信のフィルタリングを設定するdistribute-listコマンドでLBO経路を指定できるように致しました。
 関連コマンド:
 distribute-list

・route-map情報の再読み込みを行うclear ip/ipv6 bgp redistributeコマンドでLBO経路を指定できるように致しました。
 関連コマンド:
 clear ip/ipv6 bgp redistribute local-breakout

・RIPで広告する経路を表示するshow ip rip routeコマンドで、LBO機能で取得した経路が表示されるように致しました。
(3) MSS設定の下限値を216に引き下げました。

 関連コマンド:
 mss
 set mss
 bridge ip adjust-mss
(4) 装置を再起動して、工場出荷状態に戻す以下のコマンドを追加致しました。既存のコマンド (reset clear) と同様の機能を有していますが、実行のための入力条件が異なります。

 関連コマンド:
 reset factory-default
下記の問題点を改修致しました
(1) BGP dynamic neighbor のセッション情報が残留する不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.00(00)から発生します。
(2) 同一MACアドレスから複数のClientIDでアドレス要求された場合にアドレスを配布できない不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.00(00)から発生します。
(3) FITELnet製品向けクラウドサービス「Fらくねっと」への接続が失敗した場合に、再接続を行わず、接続できなくなることがある不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.08(00)から発生します。
(4) FITELnet製品向けクラウドサービス「Fらくねっと」のコンフィグ更新機能でコンフィグにシンタックス不正があっても、コンフィグを適用してしまうことがある不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.08(00)から発生します。
(5) show crypto statisticsで表示されるLimit discard Packetsカウンタが不正となる場合がある不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.00(00)から発生します。
(6) IPsec等のトンネルを終端する環境で受信したフラグメントされたパケットの先頭パケットが短いケースで中継できないケースがある不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.00(00)から発生します。
(7) L2TP/IPsec機能において、show ppp 実行とネゴシエーションが重なった際に、IKEプロセスが再起動する不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.05(00)から発生します。
(8) LTE機能に関して、電話番号を取得できないSIMを装着するとエラーログが出力され続ける問題を修正致しました。

本不具合はF221のみ発生します。F220では発生しません。
本不具合は、V01.10(00)から発生します。
(9) MAP-Eトンネルでパケットを送信する際、NATの変換元アドレスと変換先アドレスが重複するパケットが廃棄される不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.00(00)から発生します。
(10) OSPFに関する以下の不具合を修正致しました。
・Totally NSSAでStatic経路をNSSA External LSAとして広告する場合に、受信したルータで経路登録できない場合がある不具合を修正致しました。

・area nssa default-information-originate設定が無い場合にNSSA ABRは LSA Type-7のデフォルトルートを広告しないようにしました。また、NSSA ASBRからデフォルトルートを広告する場合のメトリック値が不正になる不具合を修正致しました。

・自ルータのRouter-idのASBR経路を登録し、不正なLSA Type-4を広告してしまう不具合を修正致しました。

・2台のルータが同一のExternal経路をOSPFで広告しようとする環境で、Type-5 LSA, Type-7 LSAが広告されない場合がある不具合を修正致しました。

・NSSA ABRでType-7 LSAの広告元のASBRとのネイバーが切れた場合に、そのType-7 LSAから変換したType-5 LSAを広告し続ける不具合を修正致しました。

・同じメトリックの場合Type-7 LSAよりもType-5 LSAを優先する不具合を修正致しました。

・area nssa translate always設定削除時に、translator選択が動作しない不具合を修正致しました。

・標準エリアからNSSAに変更した際に、そのエリア内のASBRが広告していたType-5 LSAが残留する不具合を修正致しました。
・area nssa no-summaryもしくはarea nssa no-redistribute設定時に、登録済みのLSAに対して反映されない不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.00(00)から発生します。
(11) Type-5 LSA, Type-7 LSAのForwarding Address向けの経路検索の結果、見つかる経路がdiscard経路の場合に、経路ループしたり、経路が登録されなかったりする不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.06(00)から発生します。
(12) survey 連携した static 経路が設定されている状態で、その経路が属する vrfのrdを変更したときに装置再起動する不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.00(00)から発生します。
(13) ftp /vrf コマンドを passive モードで動作できないことがある不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.10(00)から発生します。
(14) 大量のcoreファイルを delete core コマンドで削除できない不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.00(00)から発生します。
(15) no sntp コマンドの実行ができない不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.10(00)から発生します。
(16) 装置起動時にSNTPが動作しない場合がある不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.00(00)から発生します。
(17) ssh接続タイムアウト時の終了処理内でsshセッションが切れなくなる不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.00(00)から発生します。
(18) port-monitor monitor container 設定時にコンテナアプリを再起動した時にコンテナアプリのデフォルトゲートウェイが消える不具合を修正致しました。

本不具合は、V01.10(00)から発生します。


【注意1】ファームウェアV01.07(00)以降を使用する場合の注意点:
V01.07(00)以降のファームウェアでは、container enableを設定した場合や、container enable設定を読み込んで起動した場合に、サポート外としている旧OSのコンテナおよびコンテナイメージを削除します。
コンテナをご利用のお客様は、新OS(Alpine Linux)のご利用をお願いします。コンテナのインストール方法については弊社までお問い合わせください。
今までコンテナをご利用されていたお客様は、V01.05(00)以降のファームウェアにアップデートする前にシステムコンテナの確認方法(旧ファームウェア)をご確認いただき、旧OSの場合は、必要な情報をお客様のサーバ等に退避するようにお願いいたします。新OSにバージョンアップしてcontainer enableを設定すると、旧OSでバックアップしていたコンテナイメージの復元もできなくなります。

【注意2】ファームウェアV01.03(00)以前からV01.04(00)以降(本ファームウェア含む)にアップデートする場合の注意点:
V01.03(00)以前のファームウェアからV01.04(00)以降へのアップデート時には、LTEの内蔵ファームウェアが更新されるため、次の点にご注意ください。
・本バージョンインストール後の初回起動時は、起動時間が130秒程度長くなります。
・SYS LED緑点滅中には絶対に電源オフしないでください。故障の可能性があります。


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