古河電工ネットワーク機器の総合ブランド ファイテルネット
設定例
タグVLANとポートVLANを利用する （ルーティング）
概要
VLAN を利用するための設定について説明します。
◆タグVLAN
１つの物理ポートを論理的に複数のインタフェースとして扱うことができます。
本設定例では、 タグVLANを使用するサブインタフェースは、GigaEthernet 1/1.1、および 1/1.2 としています。（タグつき）
◆ポートVLAN
１つの物理ポートを論理的に１つのインタフェースとして扱います。
本設定例では、 ポートVLANを使用するインタフェースは、GigaEthernet 1/7、および 1/8 としています。（タグなし）
◆ブリッジグループ
物理ポートに割り当てた同一インタフェースを結びつけます。
本設定例では、 GigaEthernet 1/1.2 とGigaEthernet 1/7、および 1/8 をbridge-group 2 で結びつけます。
◆タグVLAN
１つの物理ポートを論理的に複数のインタフェースとして扱うことができます。
本設定例では、 タグVLANを使用するサブインタフェースは、GigaEthernet 1/1.1、および 1/1.2 としています。（タグつき）
◆ポートVLAN
１つの物理ポートを論理的に１つのインタフェースとして扱います。
本設定例では、 ポートVLANを使用するインタフェースは、GigaEthernet 1/7、および 1/8 としています。（タグなし）
◆ブリッジグループ
物理ポートに割り当てた同一インタフェースを結びつけます。
本設定例では、 GigaEthernet 1/1.2 とGigaEthernet 1/7、および 1/8 をbridge-group 2 で結びつけます。
【注意】
GigaEthernet の設定には必ずvlanidとbridge-groupの設定が必要です。
interface GigaEthernet 2/1,3/1は物理ポートを束ねて使用することができません。
同じ物理ポートでタグVLANとポートVLANの併用することができます。
但し、同じ物理ポートで同じvlanid、bridge-group、channel-groupの設定はできません。
interface GigaEthernet 2/1,3/1は物理ポートを束ねて使用することができません。
同じ物理ポートでタグVLANとポートVLANの併用することができます。
但し、同じ物理ポートで同じvlanid、bridge-group、channel-groupの設定はできません。
前提条件
インターフェース設定モード
| 項目 | F220 |
| WANインターフェース | interface GigaEthernet 2/1 ※ |
| インターフェース名 | channel-group 20 |
| VLAN-ID値 | vlan-id 20 |
| ブリッジグループ番号 | bridge-group 20 |
| インターフェース設定 | interface Port-channel 20 |
| IPアドレス設定 | 192.0.2.1 255.255.255.0 |
| LANインターフェース | interface GigaEthernet 1/1.1 ※ |
| インターフェース名 | channel-group 1 |
| VLAN-ID値 | vlan-id 1 |
| ブリッジグループ番号 | bridge-group 1 |
| インターフェース設定 | interface Port-channel 1 |
| IPアドレス設定 | 192.168.1.1 255.255.255.0 |
| LANインターフェース | interface GigaEthernet 1/1.2 ※ |
| インターフェース名 | channel-group 2 |
| VLAN-ID値 | vlan-id 2 |
| ブリッジグループ番号 | bridge-group 2 |
| インターフェース設定 | interface Port-channel 2 |
| IPアドレス設定 | 192.168.2.1 255.255.255.0 |
| LANインターフェース | interface GigaEthernet 1/7 ※ |
| インターフェース名 | channel-group 2 |
| VLAN-ID値 | vlan-id 2 |
| ブリッジグループ番号 | bridge-group 2 |
| LANインターフェース | interface GigaEthernet 1/8 ※ |
| インターフェース名 | channel-group 2 |
| VLAN-ID値 | vlan-id 2 |
| ブリッジグループ番号 | bridge-group 2 |
※GigaEthernet の設定には必ずvlanidとbridge-groupの設定が必要です。
コマンド設定の例
（!の行はコメントです。実際に入力する必要はありません。）
この設定を利用したい方は
! ! ! 特権ユーザモードに移行します。 ! > enable password: super ←パスワードを入力します。（実際は表示されない） ! ! ! 基本設定モードに移行します。 ! #configure terminal (config)# ! ! ! GigaEthernet サブインタフェース設定モードへ移行します。 ! (config)#interface GigaEthernet 1/1.1 *1 ! ! ! vlan-id を設定します。 ! (config-if-ge 1/1.1)# vlan-id 1 ! ! ブリッジグループを設定します。 ! (config-if-ge 1/1.1)# bridge-group 1 ! ! ! port-channel をリンク付けします。 ! (config-if-ge 1/1.1)# channel-group 1 ! ! ! 基本設定モードへ移行します。 ! (config-if-ge 1/1.1)#exit ! ! ! GigaEthernet サブインタフェース設定モードへ移行します。 ! (config)#interface GigaEthernet 1/1.2 *1 ! ! ! vlan-id を設定します。 ! (config-if-ge 1/1.2)# vlan-id 2 ! ! ブリッジグループを設定します。 ! (config-if-ge 1/1.2)# bridge-group 2 ! ! ! port-channel をリンク付けします。 ! (config-if-ge 1/1.2)# channel-group 2 ! ! ! 基本設定モードへ移行します。 ! (config-if-ge 1/1.2)#exit ! ! ! GigaEthernet インタフェース設定モードへ移行します。 ! (config)#interface GigaEthernet 1/7 *1 ! ! ! vlan-id を設定します。 ! (config-if-ge 1/7)# vlan-id 2 ! ! ブリッジグループを設定します。 ! (config-if-ge 1/7)# bridge-group 2 ! ! ! port-channel をリンク付けします。 ! (config-if-ge 1/7)# channel-group 2 ! ! ! 基本設定モードへ移行します。 ! (config-if-ge 1/7)#exit ! ! ! GigaEthernet インタフェース設定モードへ移行します。 ! (config)#interface GigaEthernet 1/8 *1 ! ! ! vlan-id を設定します。 ! (config-if-ge 1/8)# vlan-id 2 ! ! ブリッジグループを設定します。 ! (config-if-ge 1/8)# bridge-group 2 ! ! ! port-channel をリンク付けします。 ! (config-if-ge 1/8)# channel-group 2 ! ! ! 基本設定モードへ移行します。 ! (config-if-ge 1/8)#exit ! ! ! GigaEthernet インタフェース設定モードへ移行します。 ! (config)#interface GigaEthernet 2/1 *1 ! ! ! vlan-id を設定します。 ! (config-if-ge 2/1)# vlan-id 20 ! ! ブリッジグループを設定します。 ! (config-if-ge 2/1)# bridge-group 20 ! ! ! port-channel をリンク付けします。 ! (config-if-ge 2/1)# channel-group 20 ! ! ! 基本設定モードへ移行します。 ! (config-if-ge 2/1)#exit ! ! ! port-channel にアドレスを設定します。 ! (config)#interface Port-channel 1 (config-if-ch 1)# ip address ip address 192.168.1.1 255.255.255.0 (config-if-ch 1)#exit ! (config)#interface Port-channel 2 (config-if-ch 2)# ip address ip address 192.168.2.1 255.255.255.0 (config-if-ch 2)#exit ! (config)#interface Port-channel 20 (config-if-ch 20)# ip address ip address 192.0.2.1 255.255.255.0 (config-if-ch 20)#exit ! ! ! 特権ユーザモードに戻ります。 ! (config)#end ! ! 設定を保存します。 ! 任意の名前で保存して下さい(*2)。 ! #save [ファイル名] ! ! ! 設定を有効にするために refresh をします。 ! #refresh refresh ok?[y/N]:yes ..................Done *1:物理ポート番号の設定 *2:ファイル名を省略した場合、boot.cfgで保存されます。 装置起動時に適用する設定はboot configurationコマンドで指定することができます（デフォルトはboot.cfg）。
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