古河電工ネットワーク機器の総合ブランド ファイテルネット
設定例
USBデータ通信端末をモデムモードで使用する
概要
補足・注意点
USBデータ通信端末をモデムモードで使用する設定例です。
※USBデータ通信端末の契約内容によっては、通信料のほかにプロバイダ接続料など別途料金が発生する場合があります。
※USBデータ通信端末の契約内容によっては、通信料のほかにプロバイダ接続料など別途料金が発生する場合があります。
データ通信端末機種毎の設定
使用するデータ通信端末に応じて下記の設定が必要になります。modem profileモードに設定してください。
| 機種名 | 認証ID ※1 | 認証パスワード ※1 | 接続先電話番号 | 初期化文字列（APNの設定）※1 | 機種毎の設定例はこちら |
|---|---|---|---|---|---|
| 203HW | biz4g | biz4g | *99# | - | |
| 403ZT | |||||
| L03D | docomo | docomo | *99***1# | - | |
| L03F | |||||
| U03 | u03@modem | u03 | *99***1# | - | |
| FS020U | プロバイダから指定されたID | プロバイダから指定された認証パスワード | *99***1# | modem out-strings init 1 ATZ modem out-strings init 2 AT+CGDCONT=1,"プロバイダから指定されたPDP Type、通常はIP","プロバイダから指定されたAPN" |
|
| UX302NC | |||||
| UX312NC | |||||
| WM320 |
※1 ：プロバイダから指定される、認証ID、認証パスワード、APNを設定してください。
例えばプロバイダからID：abc123@example.net、パスワード：pass456、PDP Type：IP、APN：lte.example.netを指定された場合、下記のように設定します。
modem profile MODEM_PROF
account abc123@example.net pass456
remote dial number *99***1#
modem out-strings init 1 ATZ
modem out-strings init 2 AT+CGDCONT=1,"IP","lte.example.net"
exit
モデムモード／ルータモードに対応している機種は、事前に当該端末をモデムモードに設定していただく必要があります。（モードの設定については、データ通信端末の販売先へご相談ください）
例えばプロバイダからID：abc123@example.net、パスワード：pass456、PDP Type：IP、APN：lte.example.netを指定された場合、下記のように設定します。
modem profile MODEM_PROF
account abc123@example.net pass456
remote dial number *99***1#
modem out-strings init 1 ATZ
modem out-strings init 2 AT+CGDCONT=1,"IP","lte.example.net"
exit
モデムモード／ルータモードに対応している機種は、事前に当該端末をモデムモードに設定していただく必要があります。（モードの設定については、データ通信端末の販売先へご相談ください）
共通設定データの例
| 設定内容 | 設定モード | 設定コマンド名 | 設定項目 | 入力値 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| LAN側IPアドレス | Port-channelインタフェース設定モード | ip address | IPアドレス | 192.168.0.1 | |
| サブネットマスク | 255.255.255.0 | ||||
| デフォルトルート | 基本設定モード | ip route | 宛先ネットワークアドレス | 0.0.0.0 | デフォルトルートをtunnel 1に向けます |
| マスク | 0.0.0.0 | ||||
| インタフェース名 | tunnel 1 | ||||
| ProxyDNS機能 | 基本設定モード | dns-server ip enable | IPv4のDNS機能を使用する | ip | |
| proxydns domain | 中継先インタフェース | any * any ipcp tunnel 1 | |||
| モデムプロファイル名 | 基本設定モード | modem profile | プロファイル名 | MODEM_PROF | |
| 接続契機の設定 | modem profile設定モード | auto connect | 常時接続モードを有効にする | continuous | ※2 |
| NAT+を使用する | 基本設定モード | ip nat | list番号 | 1 | |
| 送信元アドレス | 192.168.0.0 | 変換前のアドレス範囲 | |||
| Wildcardマスク | 0.0.0.255 | ||||
| tunnelインタフェース設定モード | ip nat inside source | 変換前 | list 1 | 変換ルールの指定 | |
| 変換後 | interface | ||||
| DHCPサーバ機能 | 基本設定モード | server-profile | プロファイル名 | DHCP-SERVER-PROF | |
| Port-channelインタフェース設定モード | service | DHCPサーバ機能を使用する | ip dhcp service server | ||
| DHCPサーバプロファイル設定モード | address | 配布する先頭アドレス | 192.168.0.1 | ||
| 配布する最終アドレス | 192.168.0.254 | ||||
| dns | DNSサーバのIPアドレス | 192.168.0.1 | |||
| gateway | デフォルトルータのIPアドレス | 192.168.0.1 |
※2 ：常時接続モードが有効な状態で、modem disconnect コマンドを実行した場合は、常時接続モードが無効になります。
この状態で下記のどれかの操作を行うと再び常時接続モードが有効になります。
•modem connect コマンドを実行する。
•データ通信端末を抜き挿しする。
•usb reset コマンドを実行する。
•usb detach コマンド実行後にusb attach コマンドを実行する。
この状態で下記のどれかの操作を行うと再び常時接続モードが有効になります。
•modem connect コマンドを実行する。
•データ通信端末を抜き挿しする。
•usb reset コマンドを実行する。
•usb detach コマンド実行後にusb attach コマンドを実行する。
【注意】
データ通信端末の契約内容によっては、通信料のほかにプロバイダ接続料など別途料金が発生する場合があります。
データ通信端末の契約内容によっては、通信料のほかにプロバイダ接続料など別途料金が発生する場合があります。
コマンド設定の例
（!の行はコメントです。実際に入力する必要はありません。）
この設定を利用したい方は
! ! ! 特権ユーザモードに移行します。 ! > enable password: super ←パスワードを入力します。（実際は表示されない） ! ! ! 基本設定モードに移行します。 ! #configure terminal (config)# ! ! ! デフォルトルートを tunnel に設定します。 ! (config)#ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 tunnel 1 ! ! ! DHCP サーバ機能を利用する設定をします。 ! (config)#ip dhcp server-profile DHCP-SERVER-PROF (config-dhcps DHCP-SERVER-PROF)# address 192.168.0.1 192.168.0.254 (config-dhcps DHCP-SERVER-PROF)# dns 192.168.0.1 (config-dhcps DHCP-SERVER-PROF)# gateway 192.168.0.1 (config-dhcps DHCP-SERVER-PROF)#exit ! ! ! NAT で変換対象とする送信元アドレス ! （ここではLAN 側アドレスを対象とします）を登録します。 ! (config)#ip nat list 1 192.168.0.0 0.0.0.255 ! ! ! GigaEthernet インタフェースに、port-channel をリンク付けします。 ! (config)#interface GigaEthernet 1/1 *1 (config-if-ge 1/1)# channel-group 1 (config-if-ge 1/1)#exit ! ! ! Port-channel インタフェース設定モードに移行します。 ! (config)#interface Port-channel 1 ! ! ! Port-channel インタフェースにおいて DHCP 機能を有効にします。 ! (config-if-ch 1)# ip dhcp service server (config-if-ch 1)# ip dhcp server-profile DHCP-SERVER-PROF ! ! ! Port-channel にLAN側IPアドレスを設定します。 ! (config-if-ch 1)# ip address 192.168.0.1 255.255.255.0 ! ! ! 基本設定モードに戻ります。 ! (config-if-ch 1)#exit ! ! ! tunnel インタフェース設定モードに移行します。 ! (config)#interface Tunnel 1 ! ! ! NAT+ の設定をします。 ! (config-if-tun 1)# ip nat inside source list 1 interface ! ! ! tunnel インタフェースで有効にするモデムプロファイルを設定します。 ! (config-if-tun 1)# tunnel mode modem profile MODEM_PROF ! ! ! 基本設定モードに戻ります。 ! (config-if-tun 1)#exit ! ! ! モデムプロファイル設定モードへ移行します。 ! (config)#modem profile MODEM_PROF ! ! ここにデータ通信端末機種毎の設定をマージしてください。 ! ! ワイヤレス接続の接続回数のリミッタを設定します。 ! (config-modem-profile MODEM_PROF)# max-call disable ! ! ! 常時接続モードの設定をします。 ! (config-modem-profile MODEM_PROF)# auto connect continuous ! ! ! 電波信号品質の監視の設定をします。 ! (config-modem-profile MODEM_PROF)# monitor signal-quality enable level -113 ! ! ! 基本設定モードに戻ります。 ! (config-modem-profile MODEM_PROF)#exit ! ! ! ProxyDNS 機能を利用する設定をします。 ! (config)#dns-server ip enable (config)#proxydns domain 1 any * any ipcp tunnel 1 ! ! ! 特権ユーザモードに戻ります。 ! (config)#end ! ! ! 設定を有効にするために refresh をします。 ! #refresh refresh ok?[y/N]:yes ..................Done *1:物理ポート番号の設定 *2:設定保存については、/drive配下に、任意の名前で保存して下さい。 #save /drive/[ファイル名]
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