バージョンアップ情報
1) 外向けDNSのサポート
これまでのバージョンではDNSは内部向け(LAN側)でかつ、正引きのみのサポートであったが、外部向け(WAN側)、内部向け(LAN側)の両方で正引きと逆引きをサポートする機能を追加した。日本国内においてはインターネットに接続し独自ドメイン名を利用する時にはほとんどの場合、自前でDNSのサーバ構築が必要である。
こうした背景からオールインワンサーバとしてのFortKnoxには不可欠な機能であり、ユーザからのリクエストも多かった為、機能を追加することにした。またDNSの機能を使用する、しないの選択も出来るようにし、外部向けDNSは逆引きレコードのサブネット対応も利用可能にした。
2) 上位プロキシ(HTTP)への接続機能
FortKnoxを部門サーバとして利用する場合は一般的にWebキャッシュ機能を利用することになる。上位に既存のHTTPプロキシサーバがあり、そのサーバの受け付けポートが指定されている時は、下位に接続されるHTTPプロキシから上位のHTTPプロキシの指定ポートへデータを送信する必要がある。FortKnoxのこれまでのバージョンでは上位プロキシサーバへの送信ポート指定が出来なかった。これを改善し、上位HTTPプロキシの指定(IPアドレス、ポートNo)を出来るようにした。
3) 初期設定時のIPアドレスの変更
これまでのバージョンではFortKnoxの初期設定時に設定できるLAN側のIPアドレスは10.0.0.2だけであったが、他のIPアドレスも利用、設定できるように変更した。但し、Muchoの設定を行う場合は上記のIPアドレス(10.0.0.2)のみが有効である。
4) メールアカウント変更、追加によるリブート無し
メールアカウントを追加、変更してもFortKnoxはリブートしないようにした。今回追加されたDNSのレコードを追加、変更してもリブートの必要はない。
5) DNSのIPアドレスの変更
一度登録したDNSのIPアドレスの修正が装置を初期化せずに行えるようにした。
6) 初期インストール時のパスワード設定
初期インストール時にデフォルトパスワード以外のパスワードを設定できるようにした。
7) SMTP,POPでのアクセス
SMTP,POPでのアクセスがFortKnoxに設定されたIPアドレスによって制限があったが、アドレスによらず通信可能とした。
8) Internetに接続できる透過モード
ルータが介在した場合でも、クライアントブラウザでプロキシアドレス設定を行わずにInternetに接続できる透過モードが使用できるようにした。
9) 外部DNSキャッシュ機能
内部DNSの設定を行わない場合でも、外部DNSキャッシュ機能が動作できるようにした。
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