ISDNの課金監視機能と電子メール障害通知機能


 INFONET-RXシリーズでは,ISDN回線の長時間接続による異常課金発生時には,回線を切断・ルータを停止させ,電子メールによりシステム管理者に警告やルータ停止の連絡を行います.
専用線またはFRに障害が発生したときに自動的にISDNを接続し,データ通信を継続して行います.また,回線障害が復旧すると自動的にISDNを切断し,メイン回線に戻ります.

具体的な設定方法はこちら

  • 課金監視機能
    ISDN回線を使用する場合,運用・設定のミスなどからISDNが長時間接続されたままになり,思わぬ課金が発生する可能性があります.
    このような事態を未然に防ぐために,RXシリーズでは,課金監視機能を備えています.課金監視機能には以下の5種類があります.

    1. 連続接続時間呼確立リミッタ
      接続相手・発信着信に関係なくISDNの連続接続を許可する時間を指定し,その時間を越えて連続接続した場合,装置の全機能が停止します.

    2. 月ごとの累積接続時間呼確立リミッタ
      相手毎に1ヶ月間トータルで接続を許可する時間を指定し,その時間を越えて接続した場合,ログを残し,強制切断します(強制切断する/しない,は設定により変更できます).

    3. 日ごとの累積接続時間呼確立リミッタ
      相手毎に1日間トータルで接続を許可する時間を指定し,その時間を越えて接続した場合,ログを残し,強制切断します(強制切断する/しない,は設定により変更できます).

    4. 相手ごと連続接続時間呼確立リミッタ
      相手毎に連続して接続を許可する時間を指定し,その時間を越えて接続した場合,ログを残し,強制切断します(強制切断する/しない,は設定により変更できます).

    5. 相手ごと接続回数呼確立リミッタ
      相手毎に1時間に接続を許可する回数を指定し,その回数を越えて接続した場合,ログを残し,強制切断します(強制切断する/しない,は設定により変更できます).

      1.の連続接続時間呼確立リミッタが作動した場合は,装置のリセットもしくは電源OFF/ONをしない限り,再び装置を使用できません.
      2. 〜 5. のリミッタが作動し,強制切断した場合,その相手とは,リミッタを解除するか,装置のリセットもしくは電源OFF/ONをしない限り,その相手とは接続できません.

  • 電子メール障害通知機能
    RXシリーズでは,課金監視機能による警告を指定した管理装置に電子メールで通知することができます.
    連続接続時間呼確立リミッタ以外のリミッタでは,ISDN回線の接続時間または接続回数の累計が指定した時間にリミッタ機能が「作動」します(回線が切断されます)。また,呼確立時間の累計が,呼確立リミッタが作動する指定の時間/回数の90%に達したときは「警告」が出されます。
    この時の「警告」が管理装置宛に電子メールで通知されます。

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