ISDNの課金監視と電子メール障害通知


ここでは,ルータがISDN回線の接続時間を監視し,設定された時間を越えると接続を制御する機能(課金監視機能)と,課金監視機能による警告をメールで通知する機能(電子メール障害通知)を用いる例をご紹介します。

課金監視機能

  • 連続接続時間呼確立リミッタ

    接続相手・発信着信に関係なくISDNの連続接続を許可する時間を指定し,その時間を越えて連続接続し た場合,装置の全機能が停止します。 このリミッタが作動した場合は,装置のリセットもしくは電源OFF/ONをしない限り,再び装置を使用できません。
    また,導入時のリミッタ設定は12時間です。

    limiter

  • 月ごとの累積接続時間呼確立リミッタ

    相手毎に1ヶ月間トータルで接続を許可する時間を指定し,その時間を越えて接続した場合,ログを残し,強制切断します(強制切断する/しない,は設定により変更できます)。
    また,導入時のリミッタ設定は240時間です。

    limiter

  • 日ごとの累積接続時間確立リミッタ

    相手毎に1日間トータルで接続を許可する時間を指定し,その時間を越えて接続した場合,ログを残し,強制切断します(強制切断する/しない,は設定により変更できます)。
    また,導入時のリミッタ設定は600分です。

    limiter

  • 相手ごと連続接続時間呼確立リミッタ

    相手毎に連続して接続を許可する時間を指定し,その時間を越えて接続した場合,ログを残し,強制切 断します(強制切断する/しない,は設定により変更できます)。
    また,導入時のリミッタ設定は600分です。

    limiter

  • 相手ごと接続回数呼確立リミッタ

    相手毎に1時間に接続を許可する回数を指定し,その回数を越えて接続した場合,ログを残し,強制切断します(強制切断する/しない,は設定により変更できます)。
    また,導入時のリミッタ設定は40回です。

    limiter



    INFONET-RX10Hの設定



    INFONET-RX20/50の設定

    電子メール障害通知機能

    上記の課金監視機能のうち,連続接続時間呼確立リミッタ以外のリミッタでは,ISDN回線の接続時間または接続回数の累計が指定した時間/回数に達した場合にリミッタ機能が「作動」します(回線が切断されます)。また,接続時間の累計が,呼確立リミッタが作動する指定の時間/回数の90%に達したときは「警告」が出されます。
    この時の「警告」が管理装置宛に電子メールで通知されます。

    電子メール障害通知機能を利用するためには,以下の内容を設定しておく必要があります。

    電子メールにて通知される例を以下に示します。
       SysDescr            : INFONET-RX20 Remote Router A V01.00 1998.06.018
       IP Address          : xxx.xxx.xxx.xxx
       Target Name         : Tokyo
       Target ISDN Address : 03xxxxxxxx
       Limiter Mode        : Month
       Current             : 3250
       Status              : alert 90%
       Time                : 1997/09/16(FRI) 12:52:23
    


    INFONET-RX10Hの設定例



    INFONET-RX20/50の設定例

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