datalink

datalink △ [-{hsd|1|2|async|dp}]△[restarttimer=< 10msec >]
                  △[restarttimes=< times >]△[looptimer=< sec >]
                  △[interface={normal|always}]△[watching[={off|on}]]
                  △[compress={off|auto|fix}[,{rfc|other}]][,{pfc|nopfc]]]
                  △[vjcomp={off|< 2-31 >}]


内容
データリンクに関係する項目を設定します。
PPP接続時の各種タイマー、圧縮機能の有無、回線フラグ監視の有無、ISDNインタフェースの状態を設定します。
 

オプション
-hsd HSD回線を指定します。
-1 ISDNB1側の回線を指定します。
-2 ISDNB2側の回線を指定します。
-async asyncを指定します。MUCHO-Eでは,"async"を指定することはできません。
-dp Dチャネルを指定します(MUCHO-EXでのみ使用できます)。Dチャネルで指定するパラメータはinterfaceのみです。
なし HSD、ISDN#1、ISDN#2、asyncを同時に指定します。

パラメータ
restarttimer=< 10msec > PPPリスタートタイマ値を指定します。
リンク確立要求を再送する場合のタイマ値です。
設定範囲:100〜6000
工場出荷時:HSD,ISDN=100, async=300
restarttimes=< times > PPP最大パケット再送回数を指定します。
リンク確立要求を指定された回数分送信します。
設定範囲:0〜255
工場出荷時:10
looptimer=< sec > PPPのネゴシエーションの無限ループを検出するタイマ値を指定します。
タイマが満了するまでPPPのネゴシエーションを継続します。
設定範囲:1〜60
工場出荷時:HSD,ISDN=10, async=30
watching[={off|on}] WAN回線上のフラグ同期監視モードを指定します。asyncでは,設定する必要はありません。
工場出荷時:ISDN=off、HSD=on
interface={normal|always} ISDNインタフェースの状態を指定します。
「normal」を指定した場合、ISDN回線接続時のみISDN回線から得たルーティング情報を有効にします。
「always」を指定した場合、ISDN回線が切断されてもISDN回線から得たルーティング情報は常に有効になります。
工場出荷時:normal
compress={off|auto|fix}
[,{rfc|other}]
データ圧縮の方法を指定します。
auto 接続相手と圧縮アルゴリズムのネゴシエーションを行います。ネゴシエーションが完了すれば圧縮データの送受信を行い、完了できなければ圧縮データの送受信は行いません。
「off」を選択するとネゴシエーションを行いません(データ圧縮の動作を行いません)。
fix ネゴシエーションは行いますが、その結果にかかわらず圧縮データの送受信を行います。データ圧縮の方法は、接続相手と同じものを選択してください。
rfc RFC1974準拠に従った圧縮が行われます。
other RFC1974に準拠していない一部の圧縮に対応します。
「rfc」、「other」を指定しない場合は現在の設定内容がそのまま有効となります。
工場出荷時:データ圧縮方法=off、データ圧縮RFC1974指定=rfc
[,{pfc|nopfc]]] PPPパケットのプロトコルフィールドの圧縮をするかどうかを設定します。
圧縮を行う場合はpfc,圧縮を行わない場合はnopfcを指定します。
工場出荷時:nopfc
vjcomp={off|< 2-31 >} TCP/IPヘッダ圧縮のコントロールを行います。
ヘッダ圧縮を行う場合は、対象とするコネクションの数を設定します。
工場出荷時:圧縮動作=on、コネクション数=31

内容
ISDN回線がcallmodeコマンドによってトラフィックモードを指定された場合は、 "interface=normal" であっても "always" 状態となります。

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