ftrace △ [−{s|p|d|c}]△[mac|ip|d|ike|esp] △ [<MACフレーム指定>|<IPフレーム指定>|<ISDN Dch指定>|<IPsec IKE指定>|<IPsec ESP指定>]
※:IPsec IKE指定/IPsec ESP指定は、MUCHO-EVでのみ行います。内容
オプション
-s | トレース開始(トレースデータの設定はできません) |
-p | トレース停止( 同上 ) |
-d | トレース表示( 同上 ) |
-c | トレースクリア( 同上 ) |
なし | トレースデータの設定 |
パラメータ
mac|ip|d|ike|esp | トレースの対象とするフレームタイプを指定します。フレームの タイプはMACフレーム(mac)、IPフレーム(ip),ISDN Dチャネルフレーム(d)、IPsec(IKE)、IPsec(ESP)があります。※:IPsec IKE指定/IPsec ESP指定は、MUCHO-EVでのみ行います。 |
<MACフレーム指定>|<IPフレーム指定>|<ISDN Dch指定|<IPsec IKE指定>|<IPsec
ESP指定>
上記で選択したフレームタイプについて内容を指定します。
<MACフレーム指定>:以下のパラメータで指定します。
{off|{{[remote=<MACアドレス>]△[local=<MACアドレス>]
△[broadcast]}△port={lan,[hsd|fr],1,2,async,dp}}}
off | トレースの対象からMACフレームをはずします。 |
remote=<MACアドレス> | この指定は無視されます。
WAN側のフレームをトレースしたい場合は、ポート指定でWAN回線を指定してください。 |
local=<MACアドレス> | MACアドレスでLAN側のノードを指定します( localモード)。指定したMACアドレスのノード宛に送信するフレームおよびそのノードから受信したフレームをトレースします。 |
broadcast | ブロードキャストフレームをトレースします( broadcast モード)。 |
port={lan,[hsd|fr],1,2,async,dp} | トレースするポートを指定します。MUCHO-Eでは,"fr","async"を設定することはできません。"dp"は、Dチャネルインタフェースを意味します(MUCHO-EXでのみ使用できます)。
上述の各モードの設定においてこのポート指定が省略された場合は、省略時のデフォルトとして「全ポート指定」となります。 全ポートを対象としたいときは、 "," で区切って全てのポートを記述してく ださい。 |
<IPフレーム指定>:以下のパラメータで指定します。
{off|{[dst=<IPアドレス>[,<IPアドレスマスク>]]
△ [dstport=<ポート番号>[,<ポート番号>]]
△ [src=<IPアドレス>[,<IPアドレスマスク>]]
△ [srcport=<ポート番号>[,<ポート番号>]]
△ [prot={tcp/udp|icmp|tcp|udp|all|<プロトコル番号>}]
△ [recvif={lan,[hsd|fr],isdn1,isdn2,async,dp}]}}
off | トレースの対象からIPフレームをはずします。 |
それ以外の項目 | IPフレームモードを指定すると同時に内容を指定します。
内容に関しては,ipfilteringコマンドと同じです。 |
<ISDN Dch指定>:以下のパラメータで指定します。
{off|on}
off | トレースの対象からISDN Dチャネルをはずします。 |
on | トレースの対象にISDN Dチャネルを指定します。 |
<IPsec IKE指定>:以下のパラメータで指定します。
{off|on}
off | トレースの対象からIPsec IKEのデータをはずします。 |
on | トレースの対象にIPsec IKEのデータを指定します。 |
<IPsec ESP指定>:以下のパラメータで指定します。
{off|on}
off | トレースの対象からIPsec ESPのデータをはずします。 |
on | トレースの対象にIPsec ESPのデータを指定します。 |
機能説明
フレームトレースの開始(-s),終了(-p),表示(-d),消去(-c)ができます。トレースの対象とするフレームを設定したいときは、オプションを付けないで設定してください。
オプションやパラメータの指定がない、コマンド名のみの入力時は現在の状況を表示します。