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ABOUT古河電工を知る

代表メッセージ

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今「やりたいこと」がなくてもいい。自らで「やりがい」に変えたらいい。

古河電気工業株式会社 代表取締役社長
森平 英也HIDEYA MORIDAIRA

社会に出る、が最優先。会社選びにこだわりはなかった。

  • 高校生の時、フィールドプレイヤーになりたくてサッカー部に入ったのですが、与えられたポジションはゴールキーパーでした。希望とは異なったけれど「まあいいか。サッカーができるなら」と、結局3年間、守備を全うしました。あまりこだわりがない人間なんです。就職においても同様で、「自分は何者になるんだ」とか「何か実現したい」とか、大きな夢を語るタイプの学生ではありませんでした。
  • 同窓生から古河電工を紹介してもらい、面接で「やりたいことは何ですか?」と聞かれた時も、「社会に出て働きたいです」と答えたことを覚えています。社会人になることが一番の目的でした。強いて言えば、研究していた岩石学の知識が活かせる仕事なら面白いかな、と考えていました。そんな私に人事の方は、「細いガラスの繊維でできている光ファイバはどうですか?石とガラスは近いから」と言われて、確かにそうかも知れないと納得しました。仕事にも会社にもこだわりのなかった私ですが、今となっては良いご縁をいただいたと思います。

社会に出る、が最優先。会社選びにこだわりはなかった。

現場で「ものづくりの充実感」を、知的財産部で「技術の尊さ」を知る。

  • 入社した1990年代は光ファイバ事業の拡大期にあり、生産技術担当の私は工場の皆さんと、「より安く、より速く、より多く、より品質の高い光ファイバの開発」を目指しました。忙しかったですし、分からないこともたくさんありましたが、不思議と楽しいと感じていました。技術的な改善が必要な光ファイバに対し、自分なりにアクションを起こした結果、課題をクリアした時の充実感は格別でした。
  • 一度その充実感を味わうと、またもう一度、とものづくりに魅了されていったのですが、ITバブルの崩壊を機に突如、知的財産部へ異動することになりました。現場でも「特許出願」を行なってきましたが、知的財産部の仕事はそれだけではありません。そもそも、数万と存在する「当社製品」を扱わなければならないので、必死に勉強する必要がありました。また、特許出願だけでなく、契約関係や社内での知財活動の活性化など幅広い仕事に携わりました。これらの仕事に一生懸命食らいついていくうちに自然と、「保有する技術力をもとに、どうしたら会社をより強くできるのか」を考えるようになっていました。ものづくりの現場から一歩離れ、会社を俯瞰して眺めてみることで、新たな視点が生まれたのです。

現場で「ものづくりの充実感」を、知的財産部で「技術の尊さ」を知る。

充実感を得られる「チャンス」を増やしたい。

  • 「現場で感じたものづくりの充実感を、もう一度」。これが私の働く動機です。あの時の充実感を味わいたい一心で、その時その時、目の前にある課題に取り組んできました。その結果、「ものづくりで利益を生み出す視点」「技術を守り発展させる視点」「長期スパンで企業の未来を考える視点」が身につきました。社長になった今も、置かれた場所で課題を見つけ出し、自らの手で解決に導くというやり方は変わることはないでしょう。
  • 今、私たちが目指すのは『古河電工グループ ビジョン2030』の実現です。「情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創り」、高速かつ大容量の情報通信、電力の安定供給に加えて、脱炭素化や資源循環型経済、カーシェアリングの一般化・軽量化・電動化などを可能にするCASEの推進を目指します。さらに、ライフサイエンスや医療といった新事業にも進出し、未来の社会になくてはならない存在になろうとしています。
  • 古河電工には数万を超える製品群と、世紀を超えて培った高い技術力があります。高いレベルの知識と技術を持つ先輩たちがいます。それでいて、周りの声に耳を傾ける温かい社風があります。独自の文化は残しつつも、競争に打ち勝つために、遅い古いといった部分があれば企業体質は改善していきます。働く皆さんが充実感を得られるような「チャンス」を、これからも増やし続けたいと思います。

充実感を得られる「チャンス」を増やしたい。

やりがいは自ら探すもの。そうすれば、仕事は楽しくなる。

  • 「これをやりたい」という強い思いこそありませんでしたが、「やりがいを見つけ出すこと」は得意だったように思います。かつてゴールキーパーを3年間やり遂げられたのも、「点を取られないようにする」という課題に向き合い、チームメイトとコミュニケーションを取りながら試行錯誤することにやりがいを感じていたからです。
  • 選択肢が多く、人材流動性が高まる昨今ですが、置かれた場所に対して「自分には向かない」とすぐに背を向けるのではなく、きちんと答えが出るまで腰を据えて向き合ってみると、何にも変え難い「面白さ」や「やりがい」を見つけられることがあります。与えられた仕事をこなすのではなく、自らの意志を持って「やりがい」を探すのです。仕事は楽しくやりましょう。
  • 答えのない問いばかりに直面しますが、前向きに自ら答えを探しにいく、そんな方と出会いたいですね。どれだけとんがっていても構いません。とんがった人がたくさんいて、自分の意見を発信して、相手の意見もよく聴いて、対話を繰り返すうちに自然とまとまっていく、そんな会社の方が面白いのではないでしょうか。たとえ今「やりたいこと」がなくても、「やりがい」はきっと見つかります。

信頼と自信をもって挑戦、達成を通じて成長

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