事業紹介

世界中の社会インフラを技術と提案力で支える
多様な製品を提供しています。

About
Furukawa Electric

About 古河電工
について

未来への「つづく」を、
絶え間ないイノベーションでつくり支える企業グループ。

私たちの日常生活に欠かせない、電力や通信といった社会インフラ、モビリティ、ライフサイエンスなどを支えるさまざまな技術・製品・サービスを世界中に提供しているのが古河電工です。「従業員を大切にせよ、お客様を大切にせよ、新技術を大切にせよ、そして社会に役立つことをせよ。」とは創業者・古河市兵衛の言葉。この思いを受け継ぎ、140年以上にわたり、社会の発展を支え、課題解決に貢献するための技術・製品を提供しています。

Character 古河電工の
特徴

数多くの世界トップクラスシェアの製品を有する。

光ファイバケーブル、海底用電力ケーブル、自動車用のステアリング・ロール・コネクタやワイヤハーネス、地中埋設用ケーブル保護管、ハードディスクドライブ用アルミプランク材など、さまざまな分野で国内外トップクラスのシェアを誇る製品を提供することで社会インフラを支えています。

世界有数の大手企業や研究機関と働く。

通信事業者、電力会社、鉄道会社、自動車メーカ、電子機器メーカ、半導体デバイスメーカ、ハードディスクメーカ、国立研究開発法人、医療機関、大学など、国内外の大手企業や研究機関と仕事をしています。

世界を悩ます未解決の社会課題解決に挑む。

古河電工が2030年の目標に掲げるビジョンは、「地球環境を守り」「安全・安心・快適な生活を実現する」ための社会基盤を創ることです。世界には環境問題や少子高齢化にともなう課題、高度情報化社会への対応など、いまだ解決策が見いだせていない難問が山積しています。
古河電工はこれらの社会課題を解決する事業創出に挑戦し、世の中の安心・快適な暮らしがつづくことを目指しています。

未来を支える技術の実現に、本気になる。

現在では当たり前となっている光通信ですが、1970年代では多くの研究者から実現可能性を否定される存在でした。これを覆したのが古河電工です。1974年、光ファイバケーブルのフィールド実験を世界で初めて成功させました。現在も核融合発電に向けた超電導技術の応用や、光学技術による量子暗号通信の実現に向けた基礎研究、グリーンLPガス、宇宙産業やライフサイエンス分野への進出と、次世代の社会インフラ基盤の構築を見据えた取り組みをしています。

次世代を担う人の声に耳を傾け、挑戦を後押しする。

若手の意見や意欲に対して、頭ごなしに「ノー」をつきつけません。現場では若手の内から意思決定できる場面が多くありますし、困ったときはすぐ相談できる先輩や上司がいます。挑んだ先に、想像以上の達成感と成長が待っています。失敗をおそれず、どんどん挑戦してください。

Business Field 事業領域

古河電工は、「エネルギー・情報・熱」を「伝える・繋ぐ・蓄える」技術を磨いてきました。
「メタル」「ポリマー」「フォトニクス」「高周波」の4つのコア技術を強みに、幅広い分野に、多様な製品を提供する事業を展開しています。

4つのコア技術 メタル ポリマー フォトニクス 高周波

世紀を超えて培った
4つのコア技術

メタル
電線や回路基板など、電気を伝える製品には欠かせない金属素材の開発技術
ポリマー
半導体や自動車部品などの分野に使用される、樹脂素材の開発技術
フォトニクス
情報伝達や物質加工などに使用される光学技術
高周波
テレビの電波やWi-Fiなどの無線通信に使われる技術

情報通信ソリューション Communications Solutions

最先端の光技術で高度情報化社会を支える

AIの進展などによる通信トラフィックの急増、世界的な5G(第5世代移動通信システム)普及の加速、次世代の移動通信システムの導入等、情報通信分野における社会的ニーズに対して重要な役割を果たしているのが情報通信ソリューション事業です。
ファイバケーブル、ファイテル製品(光デバイス・産業用レーザ)、ブロードバンドソリューションの3つの事業から成り、情報通信インフラに関連する製品の製造・販売、情報通信ネットワークの設計・施工・サービス等を提供しています。特に光ファイバケーブルは世界トップクラスのシェアを誇り、グローバルに供給しています。さらに、次世代通信システムであるB5G( Beyond 5G )や6G(第6世代移動通信システム)、超大容量かつ超低遅延通信を可能にする光電融合を実現するための開発にも取り組んでおり、IOWN構想の中核技術であるオールフォトニクスネットワークの実現に向けた支援も含め、今後もより高度な光通信技術や製品・サービスを提供し、次世代通信インフラの構築に貢献していきます。

ソリューション・製品

  • 細径高密度光ファイバケーブル
  • 通信用レーザ
  • 産業用レーザ
  • ルータ(ネットワーク製品)
  • 光伝送装置(ブロードバンド製品)

エネルギーインフラ Energy Infrastructure

高度な技術開発力や施工能力、
安定した品質で、社会インフラを支える

2050年カーボンニュートラル実現に向けて再生可能エネルギーのニーズが高まるなか、古河電工の電力事業は重要な役割を果たしています。電力基幹網向けの超高圧地中送電ケーブルや、洋上風力発電向けの海底送電システムを提供し、持続可能なエネルギーインフラの構築に貢献しています。また、電気をつなぐ多様な領域を対象とする産業電線・機器事業ではお客様の作業効率化を実現し、少子高齢化にともなう作業者不足などの社会課題解決に貢献しています。建設中のリニア中央新幹線への主要部品供給や、洋上風力発電による電力を海底直流送電で大消費地に送電する広域連系系統においても、古河電工の技術が注目されており、これら高度な技術開発力や施工能力、安定した品質をもって、次世代インフラ構築に貢献し続けます。

ソリューション・製品

  • 超高圧地中送電ケーブルシステム
  • 海底送電システム(海底電力ケーブル納入および布設工事)
  • 海底送水管・取水管
  • らくらくアルミケーブル®
  • プラグインコネクタ

自動車部品・電池 Automotive Products & Batteries

素材技術で車両を軽量化、環境にも優しい
安全・安心なモビリティ社会を目指す

地球温暖化防止対策が求められるなか、輸送手段の効率化や車両の電動化が進んでいます。古河電工独自のアルミ技術は、車載部品の軽量化に大きく貢献し、燃費向上とCO₂排出量削減に大きく貢献しています。さらに、自動運転や電気自動車に欠かせない部品の開発に加え、これまで培ってきた通信技術を融合することで、自動車の新しい未来の創造を支えています。

ソリューション・製品

  • ワイヤハーネス
  • ステアリング・ロール・コネクタ
  • 電源システム

電装エレクトロニクス材料 Electronics Component Materials

高性能な素材開発力を活かし、
持続可能な社会の実現に貢献

電装エレクトロニクス材料事業は、スマートフォンやパソコン等の電子機器用コネクタおよびスイッチ、xEV(電動車)のモータやワイヤハーネス、再生可能エネルギーの伝送を担う電力ケーブルなどの導体といった世界を支える高性能、高品質な銅製品を製造・販売しています。古河電工は不純物を極限まで少なくし伝導率を高めた無酸素銅の製造に成功するなど高い技術と品質で業界をリードしています。この高品質な銅製品を用いて、自動車市場における電動化、自動運転化、およびBeyond 5G、AIに対応した電子・通信機器の高性能化など、多様化・高度化する社会のニーズに応えています。さらに、日光伸銅工場では、自社の水力発電によるクリーンエネルギーを活用し、環境に優しい銅製品を生産、持続可能な社会の実現に貢献しています。

ソリューション・製品

  • 無酸素銅
  • 抵抗材
  • 銅線・特殊合金線

機能製品 Functional Products

迅速な対応力と柔軟な提案力で、
差別化製品を提供

AT・機能樹脂(半導体製造用テープや種々の機能樹脂製品)、サーマル・電子部品(放熱や冷却などの熱マネジメント製品)、メモリーディスク(ハードディスクドライブ(HDD)用アルミブランク材)、銅箔の大分類として4つの事業からなり、樹脂および非鉄金属を加工した多様な機能製品を製造・販売しています。情報通信の高速化・大容量化が進むなか、カーボンニュートラルの実現や防災・減災対応によるサステナブルな社会の構築が求められています。古河電工は、顧客ニーズに応じた新製品の提案・開発力を強みとし、拡大する通信・社会インフラ市場を支えています。特にデータセンタを含むエレクトロニクス市場においては、迅速な対応力と柔軟な提案力で差別化した高付加価値製品を提供しています。また、発泡技術を応用した新市場の開拓を含め、次世代社会インフラの構築にも貢献しています。

ソリューション・製品

  • 半導体製造用テープ
  • グリーントラフ®
  • サーマル・電子部品(放熱・冷却製品)
  • メモリーディスク(HDD用アルミブランク材)
  • 銅箔

新事業・開発品 Service & Development

培ってきた技術の融合と提案力で、
社会課題解決型新事業を創出

古河電工の4つのコア技術(メタル、ポリマー、フォトニクス、高周波)を応用し、ライフサイエンスや社会インフラ維持管理、宇宙・エアロスペース領域等の新たな分野で事業創出に取り組んでいます。今後もこれらコア技術を活かし、オープンイノベーションや多様なステークホルダーとの共創を通じて、社会課題解決型の事業創出を推進していきます。

ソリューション・製品

  • 超電導
  • インフラレーザ
  • 社会インフラDX
  • 光ファイバプローブ
  • エアロスペース・宇宙領域
  • グリーンLPG

細径高密度光ファイバケーブル

情報を光で伝えるのに欠かせないのが光ファイバです。200μm細径ファイバを実装した細径高密度ケーブルは、最大6912本(心数)の光ファイバを実装しています。限られた敷設管路スペースを最大限に活用できるため、データセンタ間接続に広く採用されています。また、光ファイバケーブル間接続に最適な融着機や関連工具も提供しており、接続作業の効率化に貢献しています。

通信用レーザ

進化を続けるデータセンタネットワークと、情報を世界中に届けるための光ネットワークには、光信号の発信、増幅、分岐等のために、光半導体を搭載する光デバイスやスプリッタ等の受動部品が用いられます。光通信の発展にともない、これら光部品・光デバイスに要求される機能も高度化しています。古河電工は、光通信黎明期から磨き続けている技術を駆使し、レーザダイオードチップ/モジュールやスプリッタなど高品質な製品を世界中に供給し、光通信の最先端領域の発展に貢献しています。

産業用レーザ

銅など加工が難しいとされる金属製の電子部品や電動車関連部品の加工に強みをもつ高出力ファイバレーザです。お客様とともに加工作業における課題を解決するアプリケーションラボを設置し、新たな工法を含むソリューション提案を行っています。パートナー(企業)との技術融合により、新たなソリューションを創出し、世界トップレベルのレーザ加工品質を実現しています。

ルータ(ネットワーク製品)

ルータはネットワーク間の接続と通信の制御を行う機器です。古河電工製のルータは、小型・高性能・高品質を追求しています。ハードウェアから仮想ルータまで機能とノウハウを凝縮した製品をラインアップし、中・小規模の企業ネットワークから通信事業者の大規模商用ネットワークまで、次世代ネットワークの展開を幅広く支援しています。

光伝送装置(ブロードバンド製品)

光伝送装置等は光ファイバネットワークの事業者側の終端に位置し、通信の制御を行う機器です。こうした機器の開発をはじめ、システムの設計から導入までを包括的にサポートする柔軟なサービス提供体制を整えています。特にケーブルテレビ事業者向けでは国内トップクラスのシェアを誇り、各地域におけるケーブルテレビ情報インフラの構築に大きく貢献しています。

超高圧地中送電ケーブルシステム

出典:東京電力ホールディングス

古河電工が提供する超高圧地中送電ケーブルシステムは、日本の高度成長期から現在に至るまで、大都市圏の電力供給を支える地中送電網の発展に貢献してきました。高度な技術と信頼性が求められる500kV送電線プロジェクトにおいても重要な役割を果たし、日本のインフラ整備に大きく貢献しています。

海底送電システム(海底電力ケーブル納入および布設工事)

電力事業の主力製品でもある海底電力ケーブルは、1915年の製造開始以来、100年以上にわたり、日本の海底ケーブル技術の最先端を歩んできました。近年では、再生可能エネルギー需要の高まりにともない、洋上風力発電向け海底送電システムの提供実績も増加しています。高度な技術開発力や施工能力、品質により、国内のみならず海外のお客様からも確かな信頼を獲得しています。

海底送水管・取水管

海底ケーブルの開発、製造、布設工事で培った技術を活用し、海底送水管・取水管を提供しています。これにより、離島への安定的な水の供給や地域産業で活用される深層海洋水の取水が可能となり、快適で住みよいまちづくりに貢献しています。

らくらくアルミケーブル®

建設業界における高齢化や人手不足に対応するため、古河電工では導体にアルミニウム、絶縁体には独自開発した柔軟性材料を使用した『らくらくアルミケーブルⓇ』を提供しています。従来の銅導体CVケーブルと比較して軽量かつ曲げやすいことから、施工時間の短縮と工事の省力化・省人化に貢献しています。全国のビルや工場、商業施設の他、太陽光発電所でも広く採用されています。

プラグインコネクタ

AIの急速な普及にともない、データセンタの建設ラッシュが続くなか、古河電工のプラグインコネクタは、ケーブルのワンタッチ接続と誤挿入防止構造により、安全・迅速・スキルレスなケーブル接続を実現し、工事の省力化に貢献しています。また、非常用電源装置にも採用され、防災・減災分野での社会課題解決にも貢献しています。

ワイヤハーネス

自動車の電源供給や信号通信に不可欠なワイヤハーネスは、自動車の神経や血管ともいえる重要な部品です。古河電工では、電線をアルミ化することで質量を20~40%軽量化したアルミワイヤハーネス、ドアとボディ間を接続するスライドドアハーネス、自動車基盤に内蔵するコネクタ、ハーネス接続部に使用するアルミ電線用防食端子(α端子®)等を製造しています。近年、大型化・複雑化が進むワイヤリングシステムにおいて、独自の技術により小型軽量化、部品点数削減を実現し、車両の軽量化に大きく貢献しています。また、自動車の電動化が進むなかで、大電流・高電圧化に対応した製品を提供していきます。

ステアリング・ロール・コネクタ

エアバッグを起動させる信号等をステアリング内に伝達するステアリングロールコネクタは、その技術力が高く評価され、世界トップシェアを誇ります。また、車両の前側方・後側方や死角の障害物を検知し、安全な運転を支援する周辺監視レーダなど、自動車の安全・快適を支えるカーエレクトロニクスの多様なニーズに対応した、高品質で独創的な製品を提供しています。

電源システム

鉛バッテリの充電状態などを独自の検知技術により高精度にモニタリングし、車両の電源マネジメントに重要なバッテリ情報を提供する鉛バッテリ状態検知センサ(BSS®)、半導体スイッチの採用によって高精度な回路保護・PWM制御での電流抑制による電線細径化、静音化、小型・軽量化を実現するパワー半導体搭載ジャンクションボックスなど、燃費向上とCO₂排出低減に貢献する電源システムを供給しています。

無酸素銅

古河電工の無酸素銅は、再生可能エネルギー(水力発電)を用いて生産されており、世界トップレベルの品質を誇ります。この無酸素銅は、インフラ、自動車、エレクトロニクス市場で幅広く使用されており、成長著しいパワー半導体市場に向けて、耐熱特性を有した無酸素銅も展開しています。

抵抗材

xEV(電動車)や各種エレクトロニクス製品には、電流制御のためさまざまな抵抗器が使用されています。抵抗器に用いられる古河電工の抵抗材は、低抵抗率から高抵抗率領域まで対応しており、銅合金設計技術を強みとして温度変化に左右されにくい特性を持ちます。

銅線・特殊合金線

情報通信ケーブルや電力ケーブル等の各種伝送ケーブルに加え、マイクロスピーカ用のエナメル線や医療用の超弾性線など、幅広い業界に向けてさまざまな合金線を提供しています。
これまで培ってきた素材開発力を活かし、今後ますます発展が予想される高速通信、高度医療のニーズに応えていきます。

半導体製造用テープ

半導体製造用テープは、半導体ウエハの加工工程で使用されます。ウエハの研削や切断加工中は強力な粘着力でウエハを固定し、加工終了後は紫外線照射により粘着力を弱め、テープの剥離やダイピックアップ(切断し小片化された半導体チップをピックアップすること)を容易にします。
また、半導体チップを基板等と接着するためのダイアタッチフィルムとダイシングテープを一体化させたダイシングダイアタッチフィルムも取り扱っており、「ダイアタッチフィルム・粘着剤・基材」のすべてを独自に設計・開発・製造しています。

グリーントラフ®

グリーントラフ®は、再生プラスチックを主材料とした環境に優しいリサイクル樹脂製の製品で、通信・信号・配電・送電等の各種ケーブルの保護・格納のために用いられています。耐候性・耐腐食性・耐凍害性等に優れ、軽量であるために施工時の工期短縮や安全確保に貢献します。日本国内のみならずグローバル展開も進めており、欧州域内でも製造しています。

サーマル・電子部品(放熱・冷却製品)

銅を用いたヒートパイプやベーパーチャンバーといった潜熱による熱輸送媒体を利用した放熱・冷却部品は、データセンタをはじめとする情報インフラ市場で使われるCPUやGPU等の高発熱製品や、鉄道・太陽光等のエコロジー・インフラ市場用パワー半導体の放熱・冷却に役立っています。
特に近年ではAI分野の急激な伸長から起きている処理情報増加にともなった発熱に対し、従来の空冷の技術を提供するだけでなく、水冷・液浸方式のヒートシンクに参入するなど成長市場である情報インフラ市場での売上が大幅に増加しています。
長年培った放熱・冷却技術をもとに、世界をリードする高性能・差別化製品を開発しお客様のニーズに応えています。

メモリーディスク(HDD用アルミブランク材)

HDDに搭載されているディスクの素材であるアルミブランク材を提供しています。急成長を続けるデータセンタ向けの製品として、今後も堅調な成長が予測されています。古河電工のアルミブランク材の強みは技術力の高さにあり、特に平坦度を限りなくゼロに近づける加圧焼鈍技術が、世界各国のHDDメーカから高い評価を得ています。そのため、HDD用アルミブランク材の世界シェアは約40%を誇ります(当社調べ)。また、通信データ量の増大にともない、一台あたりのHDD内に搭載できる枚数を増加させるため、アルミブランク材薄型化の開発を続け、お客様のニーズに応えています。

銅箔

古河電工は、製造工程での再生可能エネルギー導入やリサイクル銅含有率100%達成により、地球環境負荷の極めて少ない電解銅箔を実現しています。近年は高周波域における伝送損失を低減した高周波基板用銅箔の開発や、加工性に優れた電磁波シールド用銅箔に注力しています。また、これらの製品はAIサーバやスマートフォンなどのハイエンド情報通信機器に採用され、顧客の技術革新を支え、各業界の最前線で活躍しています。

超電導

超電導技術は、電力・エネルギー分野のみならず、MRI(医療用磁気共鳴断層撮影装置)やリニアモーターカー、核融合技術など多岐にわたる分野での応用が期待されています。古河電工は、低温超電導技術と高温超電導技術の両方を有する世界的にも稀有な企業です。超電導技術を用いた核融合エネルギー(フュージョンエネルギー)等の高度なシステムを実現するため、新機能を持つ高品質な超電導線材の開発と製造に取り組んでいます。

インフラレーザ

通信用レーザや光ファイバで培ったフォトニクス技術を応用し、インフラ構造物向けの表面処理ソリューション事業の新ブランド「インフラレーザ®」を立ち上げました。
このソリューションは、ターゲットとなる材料にレーザを照射する高速表面処理において、粉塵や研削材などの産業廃棄物を排出しないため、環境負荷の低減と労働衛生の改善に貢献します。
鉄道や船舶の修繕に使用可能なシステムの開発を進めるだけでなく、鉄塔などのインフラ構造物の老朽化対策や長寿命化にも寄与する技術開発を進めています。

社会インフラDX

道路標識・照明・カーブミラー等の道路附属物の老朽化による事故が全国で発生しており、時には人や車に被害がおよんでいます。今後、インフラ構造物の老朽化が進むなかで、これらのメンテナンス効率化が大きな社会課題となっています。
古河電工が開発した道路附属物維持管理ソリューション「みちてん®シリーズ」は、ドライブレコーダで撮影した走行動画を独自のRPA技術で解析することにより、附属物の電子台帳化支援、巡視支援、現場点検支援のサービスを提供し、維持管理の効率化に寄与します。

光ファイバプローブ

古河電工が取り組むライフサイエンス分野では、「光で見つける、光で測る、光で焼く」をキーワードに、光(フォトニクス)技術を駆使した新しいソリューションを開発しています。
例えば、光ファイバプローブは、レーザを患部に照射するアブレーション治療や検査・診断(分光組成検出)、モニタリング(光干渉断層計)などさまざまな医療現場での使用が想定され、それぞれにあった波長・出力・出射パターンの光を届ける設計を行うことが可能です。
また、一連の技術開発は、医療機器製造で要求される高い医療グレードの基準に基づいて行われており、より安全・安心な医療技術に貢献します。

エアロスペース・宇宙領域

近年、宇宙資源利用の観点から、多種多様な小型・超小型人工衛星の開発が各国で進んでいます。これらの衛星は、地上民生品の部品・技術を活用し、さらなる小型化・低コスト化が進む一方、利用目的も通信・リモートセンシングなどさまざまな分野に広がっています。
古河電工では、コア技術を応用したエアロスペース・宇宙領域用の放熱・冷却用部品、通信機用部品などのコンポーネント開発を中心に事業化を進めています。また、東京大学との社会連携講座を通じて、小型・超小型人工衛星開発技術の習得を進めながら、次世代の宇宙ビジネス創出に向けた活動にも取り組んでいます。

グリーンLPG

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