機械系エンジニア
活躍の場
機械系の知識を存分に活かせる、だけではありません。
社会インフラを支えるという大きな役割と、
機械という枠に収まらず大きく成長できる環境が、
古河電工にはあります。
Engineering
Future 01 古河電工における機械系エンジニアの重要性
設備が止まれば、世界が止まる。決して言い過ぎでないくらい、
製品の製造設備に関わる機械系エンジニアは、社会インフラを支える重要な役割を担っています。
数々の、世界シェアトップクラス製品をもつ責任。
インフラ基盤を支える電力ケーブル、インターネットの利便性を向上させる高速通信用モジュール、高度化する自動車制御をサポートするワイヤハーネスなど、様々な分野で世界トップクラスの製品を有する古河電工。機械系エンジニアは、これら製品の安定供給を支える重要な役割を担っています。
豊かな未来に向けて、製品を社会実装していく。
新しい製品や技術の開発にも携わる機械系エンジニア。しかし、開発で留まることなく、社会に普及、定着させてこそ価値があります。よりよい未来創造に向けて、製品の量産化を推進するエンジニアたちは、社会や古河電工にとっても欠かせない存在となっています。

Future 02 DXによるスマートファクトリー化に向けた取り組み
VR・ロボット・AIの活用により、未来へつづくソリューションの構築に積極的に取り組んでいます。
設備関連

VR活用
効率的な設備導入のため、VR技術を活用し仮想空間で作業性や安全性のシミュレーションを実施しています。

ロボットアーム
省人化や安全性・生産性向上に向けた自動化推進のため、産業用ロボットアームを積極的に導入しています。
デジタル関連

AI画像検査
AIによる画像検査技術を開発し、人の目に代わることで検査精度向上にともなう品質向上と高速処理による生産性向上を目指します。

プロセスインフォマティクス
プロセスインフォマティクスにより、様々な製造条件の組合せにおける結果を予測しながら、最適条件を自律探索するシステムを開発しています。
Future 03 プロジェクト紹介
機械系エンジニアが取り組むプロジェクトを紹介します。

設備部 設備革新部 日光エンジニアリングソリューション課
耐荷重7000トンのビッグプロジェクト。
直径36メートルの
超大型ターンテーブルに挑む。
- 技術Keyword
- ロボティクス
- 制御
- 無線
- 遠隔

海底電力ケーブルのさらなる製造能力強化を図る。
電力事業部門では、中長期戦略として海底電力ケーブルの製造能力増強を目的に設備投資しています。その施策のひとつとして実施したのが、超大型ターンテーブルの設置です。ターンテーブルは、工場で製造した海底電力ケーブルを巻き付け、船積みするために送り出す設備です。既にある6000トンの耐荷重のターンテーブルに加え、今回建てた7000トンの耐荷重のターンテーブルを追加することで稼働率を向上させる狙いがありました。投資額は億単位、ターンテーブルのサイズは直径36メートルで高さは7メートル、耐荷重も過去最大です。あらゆる面でビッグプロジェクトとなったこの案件において、設計から立ち上げまでの全工程を担当しました。

設計から据付へ、全てを繋ぐリーダーシップ。
私は古河電工のメンバー6名を牽引するプロジェクトリーダーとして参画。ケーブルを巻いて保管できるターンテーブル、ターンテーブルにケーブルを送るためのルートの設置、ケーブルを綺麗にまくためのトラバーサー、巻いたケーブルを送り出すための送り出し設備、それぞれに必要な付帯設備の設計、据付を実施するなど、古河電工では設計職だとしても据付まで関わることができます。設計に1年、据付に1年かかった長期プロジェクトです。投資額や規模が大きいためプレッシャーも正直ありました。しかし、苦労が大きかったぶん、無事稼働したときの手応えは言葉に言い表せないほど大きなものなりました。

ものづくり改革本部設備部 生産技術開発部自律生産システム開発課
入社2年目、AIを活用した
自律型ロボットの
プログラムなどをイチから開発。
- 技術Keyword
- ロボティクス
- 制御
- 無線
- 遠隔

作業負荷を軽減し、検査精度を飛躍させる自動化。
電力ケーブルの製造プロセスにおいて、絶縁層の異物検査があります。人が手動により顕微鏡を操作、目視で異物の有無の判定をしているのですが、手作業による検査は1ロットあたり20時間近くかかり、検査員の作業負荷も非常に高いです。そこで作業工数の削減やデータ化による検査精度の向上をめざした、自動化設備の立ち上げに参画することになりました。本設備は、数百ものサンプルの搬送を担う垂直多関節ロボット、サンプルを撮像するマイクロスコープ、撮像したデータの異物判定を行うAIから構成されています。そのなかで私はロボット開発担当として、作業者が棚にセットした数百ものサンプルをマイクロスコープのステージ上へセットし、撮像終了後にステージから取り出し、元の棚に戻すという動作の実現を目指しています。

ロボット開発の先にある、成長と達成感の手応え。
ロボットを設備に導入するにあたり、ロボットの先端に取り付けるハンドの設計や材質の選定、全サンプル搬送可能なロボットプログラム作成などの開発をイチから任せてもらっています。学生時代は工学部機械システム工学科で学んでおり、機械設計や材料力学、制御工学などの知識やスキルを、業務にそのまま活かすことができています。AIによる画像処理にも興味があり、古河電工では幅広い製品の製造設備に関わることがあるので、チャンスがあればチャレンジしたいですね。ロボット自体はまだ開発途中なのですが、最終的に1つの設備として完成したときは大きな成長と達成感が得られそうです。
Future 04 活躍領域
学生時代に注力した研究テーマや学問を、存分に活かせる環境があります。
機械系出身者が活躍している職種
- 基礎研究
- 応用研究
- 設計開発
- 設備技術
- 生産技術
- 品質保証
- 情報技術
- 工事技術
活かせる知識
機械力学、材料力学、流体力学、熱力学、機械製図(3D、2D)、制御工学、ロボティクス、シミュレーション(構造、熱流体、電磁気)、統計学、機械学習、プログラミング、有機・無機化学
開発ツール例
- CAD (SOLIDWORKS、AutoCAD、iCADなど)
- CAE (COMSOL、OpenFOAMなど)
- 言語(Python、VBA、C++など)
- 各種工作機械、3Dプリンタ
- 3Dスキャナ、VR
Future 05 得られる成長
技術も、知識も、機械の枠を超えていく成長が望めます。
多様な活躍フィールド
量産化を見据えた新規生産設備の研究開発、設計・製作、据付、試運転、設置後の改善及び保全に至るまで、ものづくりの上流から下流まで経験可能です。製品も多種多様であり、機電系のバックグラウンドを持つ人材が様々な分野で活躍しています。
グローバルな活躍
古河電工は、北米、中南米、欧州、アジアなど世界中に拠点があります。ときには海外の工場にて現地のエンジニアといっしょに生産ラインを立ち上げるなど、貴重な経験を積むことができます。
先進テクノロジーを活用した
プロジェクト
省人化・省力化に直結するものづくりDXを積極的に推進しています。AIやIoT、ロボティクスなどデジタル技術や先進テクノロジーを活用したプロジェクトが複数走っており、若手から関わるチャンスが存分にあります。
幅広い知識やスキルの獲得
日々、多種多様な要求に応えていくため、機電系のスキルはもちろん情報技術や法令など幅広いエンジニアスキルを身につけることが可能です。ビッグプロジェクトなどは外部メーカとの共創になることも多く、マネジメントやプロジェクト管理といった能力も養われます。
高度な専門性を評価する
「プロフェッショナル制度」
「プロフェッショナル制度」は、高く処遇する制度です。「高い専門性を持つ」「社内外で評価されている」など複数条件を満たした人材をプロフェッショナルとし、これまで「製造プロセス」、「メタル」、「ポリマー」、「フォトニクス」、「高周波」、「知財」などの分野でエンジニアが任命されています。
(技術系・事務系共に全職種対象)
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