TECHNICAL 04
設計開発
M.F.
2020年 新卒入社
世界基準の要求に応え続け、磨かれた自分。
Member

M.F.

機能製品統括部門 サーマル・電子部品事業部門 営業・技術1部技術1課(取材時)

さまざまな知識や経験を得られる場所を求めて就職先を探していた。競合企業と比較して事業分野の多彩さ、また海外と関わる業務の多さを知り、古河電工に興味を持ち入社。大学時代の専門領域に近いためサーマル電子部門への配属を希望。

Chapter1

入社4年目で転機、
多彩な役割を担う技術営業へ。

現在、データセンタ向けの放熱部品「ヒートパイプ」の開発・設計に携わっています。顧客は米国最大手企業で、顧客の声をもとにオーダーメイド製品をつくっていくのです。私の役割としては技術営業。直接のヒアリングにも同席し、その後設計・製造・納品までを一貫して責任者として見ていく役割です。そのため顧客との商談時にはアメリカに出張にも行きますし、状況に応じて図面の作成や解析をディレクションしたり、製品を量産するフェーズまでたどり着けば、また別の国の工場へ赴き生産技術的な役割を果たしたりすることもあります。関わる部署や協力会社なども多く、志望動機の通り、なかなかに幅広い働き方ができているように思います。ちなみに3年目までは研究室を拠点に、さまざまな実験を通じてヒートパイプに関する知見を広めていました。一気に外部との接点が増えたのは、4年目になり放熱部品全体の設計を担当する技術科に異動して複数のプロジェクトを担当するようになってからです。本当に仕事内容がガラッと変わった印象です。

Chapter2

難題を、どう成長のチャンスに
変えていくか。

直接顧客とやり取りをしていますので、その要求レベルの高さは身に染みて実感しています。初期の頃は耳慣れない要求に面食らうこともありましたが、段々と知識もつき、予測できるようになってきたように思います。実はこの仕事を続けるにあたり、大切にしている姿勢があるんです。それは顧客の要求に対しては、どんな内容であろうとその背景を理解しようと心がけることです。こちらにとっては無茶・無理な要求に見えても、顧客にとっては合理的な意図が存在する。逆にその背景を共有できれば、こちらとしても余裕を持って準備できるようになりますので、損のない話です。過去要求のあった例としては「100%再生可能エネルギーを使用する体制の確立」や「当社の放熱製品に使用する金属材のリサイクル」など、環境保護の観点からの要求がありました。世界基準でもより重要性が増しつつある観点でもあるため、全力で勉強して応えられるようにしています。これまで顧客の要求するレベルに合わせてきたことで、自身も成長できたのだと思います。

Chapter3

より広い視野を持った
リーダーを目指したい。

私たちのように製造に関わる事業をしている限り、不良というリスクは常に付きまとうものです。主な対策としては、過去の失敗事例を分析した改善策の実施が挙げられると思います。ただ、他の対応策も検討していきたいと思うんです。たとえば最近では若手メンバー同士で知見やノウハウの共有を積極的におこなうことが増えてきています。あの部署で今度こんな案件を担当するという情報を得たら、関連する経験を持つメンバーが敢えて声をかけに行っています。他にも、設計段階から製造工程までを想定した配慮を盛り込むことで、不良リスクを大きく減らすこともできます。また、同じ顧客に対して複数のオーダーメイド製品を納入する際、一つの製品で不良が見つかると当然他の製品にも疑いの目が向けられます。こうした顧客心理を理解した上で、全体観を持った対処がすぐに取れればより効率的に仕事を進めることができるはず。私も担当しているプロジェクトだけを見るのではなく、顧客視点をベースに最も効率的で合理的な判断ができるリーダーを目指していきたいと思っています。

My Career

入社1〜3年目

サーマルが取り扱う放熱部品(ヒートシンク)の最もメインの部品であるヒートパイプの開発を担当
新規開発品であるヒートパイプを複数開発

入社4年目

放熱部品全体の設計を担当する技術課に異動し、複数プロジェクトを担当
新規開発製品であるベイパーチャンバーを使用したヒートシンク案件を担当、海外工場での量産立ち上げなども担当
これまで製造経験のない複雑形状のベイパーチャンバーを使用したヒートシンク案件を担当

Day Of Week

MONDAY

製品に対する顧客からのフィードバックを確認し、フィードバックを反映するための製品図面を作成します。顧客要求を反映するだけでなく、プロアクティブ(先手)な提案を作成します。

TUESDAY

改善した設計に問題がないか確認。様々なシミュレーションを駆使しつつ、熱解析や構造解析を実施します。

WEDNESDAY

シミュレーション結果をまとめます。結果を確認し、さらなる改善が必要となれば製品図面を修正し、再度同じシミュレーションを実施し、差異を確認します。

THURSDAY

顧客への説明資料を作成。顧客からの想定質問などを踏まえた上での作成が必要なため、慎重に実施します。

FRIDAY

新しい設計が顧客に受領された場合、製品の製造に取り掛かります。工場や加工協力会社が海外に多いことから言語による認識違いが起こらないように丁寧な資料づくりを意識します。

SATURDAY

ツーリングもかねて秩父にグランピングに行きました。焚火などをして心も体も休めました。

SUNDAY

渓流での釣りなどをして帰宅。次週への活力をチャージできました。

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