TECHNICAL 02
応用研究
R.K.
2019年 新卒入社
粘り強く取り組んだ成果が、社会貢献になる。
Member

R.K.

電力事業部門 技術開発部 電力メカニクス開発課(取材時)

2019年入社。入社から一貫して電力ケーブルの技術開発を担当。電気工学、機械工学、製図など多岐にわたる知識の習得に奮闘しながら日々業務に邁進している。

Chapter1

人々の生活を
エネルギー領域で支える仕事。

生活インフラが整っているからこそ、毎日の豊かな暮らしが成り立っています。そう強く実感したのは、高校3年生に進級する直前に経験した東日本大震災でした。一瞬にして電気・ガス・水道のすべてが停止し、私が住んでいた地域では電気こそ3日ほどで復旧しましたが、ガスは1ヶ月、水道も使えるようになるまで時間がかかり、給水車に頼る日々が続きました。不便な生活を経験したことで、今まで「あって当たり前」と思っていたインフラの重要性を改めて認識して、「将来は人々の生活を根底から支えられるような仕事がしたい」と強く思ったのを覚えています。
大学時代は再生可能エネルギーに関わる研究を行い、自分で手を動かして実験をしたり何かを創り出したりすることに大きな魅力を感じていました。そこで、実際にものづくりができるメーカに絞って就職活動をしていたところ、エネルギーインフラ領域で多岐にわたる製品を展開する古河電工と出会い、入社を決意しました。

Chapter2

年齢問わず、大型プロジェクトを
リードできる醍醐味。

現在は、主に洋上風力発電に用いられる海底電力ケーブルの開発を担当しています。このケーブルを製品として世の中に出す前に、実際の使用環境を想定し評価試験を実施するのが主な仕事です。企画部門、品質保証部門、製造工場など、多くの関係者と連携しながら、製品の開発に取り組んでいます。インフラ分野では、製品不良は許されません。電力ケーブルの性能や品質を高めるため、開発を始めてから発売まで10年以上かかることもあります。さまざまな課題を一つずつクリアしてやっと上市にこぎつけ、さらにそれが人々の生活を支えていると実感できるのは、何物にも代え難い喜びです。
業務で印象に残っているのは、入社2年目に引き継いだ海底電力ケーブルの認証試験です。このケーブルは世界最大級で、1mあたり約150㎏のケーブルが100m以上にも及ぶものでした。2年目でこのような重要な開発プロジェクトにチャレンジできるとは、正直思ってもみませんでしたね。問題が予想される箇所について事前に仮説を立て検証を行い、最終的に認証を取得できました。周りの先輩方のサポートもあったとはいえ、主担当としてやり遂げた達成感は、今でも忘れられません。

Chapter3

技術力を通じ、
世界規模の課題解決にも
取り組める。

電力ケーブルに使用される絶縁体は水に弱いため、海中で使う場合は金属で覆うことが一般的です。しかし、海底電力ケーブルの需要増加にともない、よりエコな水に強いケーブルが求められるようになっており、開発を進めています。このように、時代の要求に合わせた製品の開発に携われるのも嬉しいですね。
今後の目標は、脱炭素社会の実現に貢献したいと考えています。洋上風力発電などのサステナブルなエネルギーが今後は必須になってきます。私が扱っている電力ケーブルは、そんな発電を支える力になるので、まずは送電面から貢献したいと考えています。
また、当社は多岐に渡る製品を扱っています。技術開発の醍醐味は、インプットした幅広い知識を活かして自らの頭で考え、手を動かして製品を創り出せることです。年齢問わず、主体的に仕事を進められる人には周囲も最大限協力してくれる社風ですので、ともに技術の力で社会課題の解決に取り組んでくれる人がひとりでも増えると嬉しいです。

My Career

入社1年目

電力ケーブルの基本を学びつつ、基礎的な評価試験を担当

入社2年目

超大型の海底電力ケーブルの認証試験を主担当

入社5年目

海底ケーブルに関する研究内容をフランスで行われた国際学会で発表

入社6年目

洋上風力発電に関わる大規模プロジェクトに参画。発電所の本格稼働に向け、開発を進めている

Day Of Week

MONDAY

一週間のスケジュールを確認し、TODOリストのうち優先度の高いものをピックアップします。課内ミーティングで先週までの実験の進捗状況や今週の予定を共有しながら、開発の方向性について認識合わせを行いました。

TUESDAY

新製品の開発に向けた試作スケジュールを決めるため、関係部署との打ち合わせを実施しました。量産時に想定される課題を一つひとつ確認し、対応策について議論しました。

WEDNESDAY

新製品の設計を行うため、従来品の設計データを確認し注意するべきポイントを洗い出しました。懸案点を評価するための実験計画を立て、関係者と一緒に抜け漏れがないか確認を実施しました。

THURSDAY

翌週一週間の実験内容について、各担当者間での調整を行いました。納期・場所・作業人数・準備物など幅広い視点からの確認が重要です。

FRIDAY

実験を進めつつ、途中結果について報告書を作成しました。担当製品に関する市場動向について、プレスリリースや論文をくまなくチェックして情報収集も行いました。

SATURDAY

大学時代の友人が家族で自宅に遊びに来ました。お互い子どもが生まれたばかりなので、共通の話題に花を咲かせながらのんびりと過ごしました。

SUNDAY

平日にあまりできなかった子どものお世話に奮闘しました。ギャーギャー泣く子どもに苦戦しながらも、可愛い寝顔を見て癒されました。

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