TECHNICAL 01
基礎研究
Y.H.
2019年 新卒入社
高強度で、環境にやさしい理想のプラスチックを追い求めて。
Member

Y.H.

研究開発本部 マテリアル研究所素材力イノベーションセンター ポリマー技術開発課(取材時)

大学時代に研究した高分子工学の知識を環境問題の解決に活かしたいという思いから入社。「繊維強化樹脂のプロフェッショナル」を目指し、研究開発に情熱を注いでいる。

Chapter1

研究開発を通して、
地球環境に貢献したい。

私が大学時代に専攻していたのは高分子工学でした。分子の形を変化させてより強いプラスチックを生み出す研究です。就職活動ではこの知識を存分に活かしつつインフラに携われる会社を探し、古河電工と出会いました。OB・OG訪問や事業所見学でお会いした社員の皆さんは、話しやすくて親身に対応してくれる方ばかり。その温かな人柄が決め手になり、入社を決意しました。
現在は樹脂関係の研究開発をしています。もともと私は、地球温暖化やプラスチックゴミによる海洋汚染といった環境問題に対して、強い関心を持っていました。学生の頃から自分にできることは何だろうと考え、日常生活の中でエコにつながる行動を心がけていました。今こうして、仕事を通してより直接的に環境負荷低減に貢献できることがとても嬉しいです。

Chapter2

失敗の先にある成功が、
たまらなく嬉しい。

現在担当しているテーマは、新しいプラスチック素材の開発です。プラスチックに植物の繊維を混ぜて、従来品よりも環境に優しく強度の高い新素材を開発しようと、日々奮闘しています。最終的なゴールは、お客様であるメーカ企業と一緒に、実際の製品に落とし込むことです。地球環境への貢献という、私自身のやりたいことにも重なりやりがいを感じています。
とはいえ、研究開発は一朝一夕で結果が出るものではありません。仮説や実験を繰り返す過程は、むしろ失敗続きです。スムーズに進むことのほうが珍しいかもしれません。配属されてから最初に担当したテーマは、自分の評価結果と顧客の評価結果が食い違ったり、狙った特性が出せなかったりして、1年くらい上手くいかず停滞しました。だからこそ、目標とする特性を出すことができたときの達成感は格別です。お客様からもOKを頂いた、あの瞬間は忘れられません。

Chapter3

繊維強化樹脂を極める。
それが周囲への恩返しになる。

チームとして目指すゴールはひとつですが、そのプロセスは一人ひとりが自由に考えていい。そんな方針のもと創意工夫できることが、研究開発の大きなやりがいです。もちろん、自分の取り組み方次第で開発の進捗が決まるので、ほどよい緊張感もあります。おかげで責任感や当事者意識が身につきました。私が仕事をするうえで大切にしていることは、自分自身の目的意識と納得感です。なんとなく誰かの指示通り動いているだけでは楽しくないですし、大きな成長も望めません。仕事の目的や意義がわからなければ都度確認し、常に自分が納得した状態で取り掛かるようにしています。
今後の目標は、人から頼られる存在になることです。周囲の教えやサポートのおかげで今の私があります。だから少しずつ恩返しをしていきたいんです。そのためにも専門性をもっと高め、繊維強化樹脂のプロフェッショナルとして、何を聞かれても答えられるようになりたいと考えています。

My Career

入社1年目

セルロース繊維強化樹脂テーマにおいて、成形・評価などを担当

入社2年目

同テーマの製品開発主担当として、新規ゴム製品の評価体制構築および組成開発を担当し、メーカとの共創活動に取り組む
課内で安全活動を主導する安全リーダーを担当

入社4年目

米国のコンサルティング会社と共同で進めている市場探索活動に参画

Day Of Week

MONDAY

前週に作製したサンプルの評価を実施。まだ不慣れな作業がある後輩の実験サポートもしました。

TUESDAY

次の週の実験計画を考えて、使う材料を準備しました。実験は二人作業も多いので、共同作業者と予定を合わせ協力しながら進めます。

WEDNESDAY

資料作成や安全関係庶務、整理すべき実験データなどが溜まっていたので、テレワークを活用して処理しました。

THURSDAY

出張して社外の方と打ち合わせをした他、これまでの実験で得られた知見の権利化に向けた特許調査を行い、その結果について知的財産部に相談しました。

FRIDAY

この日は課の月例会があり、課員同士で担当テーマの進捗報告などを行いました。また、1週間分の成果をまとめて週報を作成・発行しました。

SATURDAY

ネイルを変えたり、家の掃除をしたり、のんびり過ごしました。

SUNDAY

欧州サッカーEUROの決勝があったので、夜ふかしして自宅で観戦しました。応援していたチームは負けてしまいましたが、久しぶりのリアルタイム観戦で日本語解説もあり、楽しかったです。

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