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古河電工時報 第105号

中部電力(株)海部松ヶ枝線275 kV2500mm2 CVケーブル長距離線路竣工

中野光也,増田浩重,田中泰道,今井浩三,平塚勝義,橘 直人,松田和彦,泉 肇,中村利昭,稲増裕亮

概要

中部電力(株)は,名古屋中心部の電力需要の増大及び供給信頼度向上対策として,平成8年1月から275 kV CVケーブル地中送電線「海部松ヶ枝線(西ルート)」の工事を開始し,平成11年4月無事完了した。 本線路は,昭和63年に完工した東ルート,そして平成5年に完工した南ルートに続く第三段として,海部郡の海部開閉所から名古屋市中心部の名城変電所を経由して松ヶ枝変電所に至る亘長23.1 kmの長距離地中送電線路である。 古河電工は,このうち第二工区(6.3 km)に275 kV CSZV 1×2500mm2ケーブルと中間接続部の押出しモールドジョイント(EMJ)を納入し,製造から現地施工に至る一貫した品質管理を実施することにより無事施工を完了することができた。 本工事においては,台船による超長尺ケーブルの河川輸送を行い,河川に台船を固定して台船から長尺布設を行ったことが大きな特徴である。なお,今回納入したケーブルの設計,製造,及び中間接続部の押出しモールドジョイント(EMJ)の設計,製造,施工等は南ルートと同一としている。


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