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古河電工時報 第109号

ルーフモジュール用FFCハーネスの開発

藤崎 敦,佐見津憲和

概要

自動車業界は近年,モジュール化の動きが盛んである。メーカ各社は様々な取り組みを続けながら解を導き出そうとしている。部品メーカである我々は,その動向を把握し,より効果的なモジュール要素部品開発を進めている。特に,ワイヤハーネス(以下ハーネス)は従来の電線を束にした形態からフラット形態へと変化することを予想し,以前から検討・開発を進めてきた。今回は,Flexible Flat Cable(以下FFC)を使用したフラットハーネスを開発,車載を実現した。フラットな形態によりハーネスの外装部品を大幅に削減,経路の自由度を増した。一方で部品コストのアップや接続の課題が発生し,それらをいかに解決できるかがポイントであった。今回これらを解決し量産したことにより車両要求事項から量産に必要なスペック,設備開発まで一連の技術ノウハウを得ることができた。


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