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古河電工時報 第110号

廃プラを使用したリユース可能なプラスチックドラムの開発

赤司賢一,斎藤 彰,草薙正人,中里佐寿,河野克貴,冨永康博,中田年雄,徳田 繁,堀川佐奈栄

概要

現在,配電用電線ケーブルには木製ドラムが使用されているが,ここ数年木材資源の保護,産業廃棄物の削減等の環境問題から,リユース可能なドラムの導入が必要となった。すなわち木製ドラムを繰り返し使用可能なプラスチックドラムに置き換えることにした。プラスチックドラムに変更することにより産業廃棄物の削減,廃棄物の有効活用をはかることが可能となる。今回使用した樹脂はバージンPPと電線被覆廃材(廃PE)をブレンドしたものである。L4-6号ドラムではPP/廃PEの配合比を50/50とし,平成13年度に現場検証を行い,実用上問題のないことを確認した。平成14年度上期より本格運用の予定である。また,L8-6号についても平成14年度上期に現場検証を行い,プラスチックドラムの適用拡大を図る予定である。


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