ページの始まり



古河電工時報 第111号

アルミニウム熱間圧延用エマルションの熱挙動の検討

今泉 榮,山内 彰

概要

アルミニウムの熱間圧延油にはロールの冷却と潤滑を兼ねてO/Wエマルションが使用されているが,圧延油の潤滑性を向上させるには油分濃度の増加やエマルションのルーズ化等が必要である。しかし,より低濃度でタイトなエマルションでも潤滑性に優れる油種があり,このメカニズムを解明しようと試みた。これには熱分離性が大きく関係していると考え,顕微鏡下でエマルションを加熱しながら観察し,熱分離挙動を捉えた。更に,熱分離挙動の定量化のためにスプレー冷却装置を考案し,冷却開始温度(CBT: Cooling Beginning Temperature)と圧延実験における表面品質の関係を確認した。


ここからサブカテゴリメニュー

サブカテゴリメニューここまで


ページの終わり