山本邦宏,小川雅英,山下鉄広,佐々木正男
概要
高度情報化の基幹施設である光ファイバケーブル網の布設が,河川や道路,下水道管内の空間などを利用して急速に拡大している。この光ファイバケーブルの刻々と変化する布設や使用状況を心線ごとに,効率的かつ正確に全国規模で維持管理するシステムが求められている。このような要求に対して,光ファイバ線路網を維持管理する広域型光ファイバ線路監視・管理システムを開発した。
管理システムは光ファイバ線路設備の系統情報,線路及び線路周辺のルート情報,並びに線路設備が有する属性情報などをネットワークを介して一元管理できることを特徴とし,監視システムは各ブロック機関における情報の監視と,管理システムとの並行運用によるデータ連携を特徴としている。