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古河電工時報 第114号

析出相結晶構造を考慮した高強度銅合金設計

藤原英道

概要

析出硬化型銅合金において,析出相となり得る元素や化合物相を計算により結晶データベースからピックアップし,合金設計を進める手法を見いだし,実験による計算結果の検証を行った。計算によりピックアップされた化合物が時効過程で析出する合金においては,計算に従い予測された晶癖面上に析出し,明確な析出硬化挙動を示すことが判った。固体強度学的な考え方と組み合わせることにより,時効後の強度的な予測も可能であり,析出相つまり合金系の選定から時効後の強度的な設計を一貫してできる見通しが得られた。


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