ページの始まり



古河電工時報 第115号

熱設計ソフトウエア「冷えろー®」

木村直樹,秀野晃

概要

ヒートシンクは適用される機器ごとに個別に設計を行なうことが多い。ヒートシンクを組み込んだ機器の開発期間が短くなる傾向があるのに加え,機器の全体設計の初期段階から冷却性能が検討されることが多くなってきているため,熱設計にもハイスピード化が求められるようになっている。従来は,ごく簡単な手計算か,有限体積法などの汎用の流体解析プログラムが用いられてきたが,いずれも精度の低さ,扱いにくさ,計算時間の長さなどの点で問題があった。

当社では,「設計から製品まで」という“トータル サーマル ソリューション”を追求しており,その一環としてスピーディに使える熱設計ソフトウエア“冷えろー”を開発した。

また,最適化の設計指針として,“スプレッド効率”を提唱するものである。


ここからサブカテゴリメニュー

サブカテゴリメニューここまで


ページの終わり