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古河電工時報 第124号

新たな伝送帯域を実現する空孔構造ファイバ

武笠和則、今村勝徳、宮部亮、味村裕、八木健

概要

将来の超大容量伝送に向けて,研究ベースでは,従来の通信帯(例えば,1300-1650nm)以外の伝送波長帯域を開拓する伝送実験の検討が始まっている。例えば,ファイバレーザ用として近年盛んに検討されてきたイットリビウム添加ファイバ(YDF)が増幅器として使用可能であることから,1.0μm帯に非常に注目が高まっている。しかしながら,従来の伝送路では単一モード特性や分散特性などの点から,1.0μm帯を含むような超広波長帯域での伝送を行うことは極めて困難である。今回,この問題に対応するべく,新しいタイプの伝送路であるホールアシスト型ファイバ(HAF)とホーリーファイバ(HF)の開発を行なったので報告する。


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