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古河電工時報 第127号

QUARTZ DOT®を用いた高感度蛍光イムノクロマト法の開発

会澤英樹、西田昌貴、山中信光、大久保典雄、鎌田隆行、須田敏史

概要

イムノクロマト法は簡易迅速に判定を行うことを特徴とする有力な検査手法の一つであり, 臨床の現場で使用可能な簡易診断手法として広範囲に普及している。イムノクロマト法による診断の 正確性を向上させより多くの診断項目に応用展開するためにはイムノクロマト法の検出感度を向上さ せることが重要な開発課題となっている。
当社はイムノクロマト法の高感度化の手法として蛍光シリカナノ粒子(Quartz Dot)を用いた蛍光 イムノクロマト法を開発した。その結果妊娠検査用抗原について従来法の100倍,A型インフルエン ザ判定用抗原については従来法の20倍の高感度検出が可能であることを確認した。更に簡易な定量 測定法として蛍光イムノクロマト法を用いた被検物質の定量方法についても検討した。


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