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ニュースリリース

4コア搭載光伝送装置を販売開始
~既設のCATVアクセス回線の伝送容量を低価格・短期間で最大8倍に~

2011年5月12日

当社は、CATVの光ファイバアクセス回線において、伝送容量を最大8倍とする「4コア搭載光伝送装置」を開発し、5月より販売を開始しました。

従来の光伝送装置では、1台につき上り用と下り用で2心の光ファイバが必要でした。「4コア搭載光伝送装置」では、4台分の光/電気変換装置(コア)を内蔵し、かつ1心双方向の伝送が可能です。光ファイバ1心で4台、2心で8台のコア(光/電気変換装置)を収容できるため、伝送容量が最大8倍となります。

既設のCATVアクセス回線の伝送容量アップが、新たな線路敷設工事や電源工事を行なうことなく、既設の光伝送装置と置き換えるだけで可能となるため、低価格で短期間に実現できます。

当社は、本装置(屋内/屋外で1式)を2015年末までに1200式販売する目標です。

背景

製品写真
屋内用
製品写真
屋外用

CATVアクセス回線では一般的に、光ファイバの光信号を、電柱上に設置した光伝送装置内の光/電気変換装置(コア)で電気信号に変換し、同軸ケーブルを使って各CATV加入者に伝送します(光ハイブリット方式)。

近年、CATV各社では電話サービスの提供開始が増えております。それに伴い、安定した通話品質確保のために、伝送容量の拡大が急務となっております。

従来の光伝送装置で伝送容量を拡大するには、光伝送装置を増設することで、1台がカバーする加入者数を減らす方式となります。

その場合、光伝送装置や、光ファイバ、電源の増設に加え、同軸ケーブル網の新規設計などが必要となり、費用と工期の両面で課題がありました。

製品の特徴

そこでこのたび当社では、4台分の光/電気変換装置を内蔵し、かつ1心双方向の伝送が可能な「4コア搭載光伝送装置」を開発し販売を開始しました。製品の特徴は以下となります。

  1. 伝送容量拡大の工事期間が最短、工事費用も削減
    • 既存の光伝送装置を置き換えるだけで、伝送容量を最大8倍にすることが可能。
      (2心で1台のコアを収容→2心で最大8台のコアを収容)
    • 既設の同軸ケーブル設計網がそのまま使用可能。
    • 電源の増設も不要。
    • 光ファイバの新規敷設も不要。
  2. 従来の専用のプロトコルを使った監視装置(ステータスモニタシステム)が不要
    • 光伝送装置を監視制御する信号はIP信号を使用しているため、PCなどに内蔵のWEBブラウザを使って装置を監視、制御することが可能。
    • そのため、従来の専用のプロトコルを使った監視装置(ステータスモニタシステム)が不要。
    • 1GbpsのIP信号も独立に使用することができ、将来の拡張サービスにも対応
  3. GPS信号を受信する機能を装備(オプション)
    • オプション機能でGPS信号を受信する機能を装備。光伝送装置の位置情報を記憶させることで、障害時にはすばやく地図情報を参考に、該当の光伝送装置に駆けつけられます。

伝送容量拡大時の従来方式との比較

屋外の設置イメージ

屋外の設置イメージ

屋内/屋外のシステム構成

屋内/屋外のシステム構成

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