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OFSOFS ニュースリリース

ロシアで距離を伸長:T8とOFS、8TB/秒DWDMシステムで4000kmにわたる40GB/秒混在のエラーフリー100 GB/秒非補償型伝送の実証に成功

2012年5月30日

2012年5月30日ロシア、モスクワ - 革新的な光ファイバ網製品の設計、製造会社であるOFSとロシアのDWDM伝送機器設計、製造会社であるT8は、OFSの光ファイバ4000kmにわたってこれまでの40Gチャネルと混在でエラーフリーの100G非補償伝送を行い、記録を更新しました。今月初めのSviaz-Expocommでの実演に比べ、伝送距離を2倍に伸ばしました。このような結果が得られたのは、T8が新たに開発した100G偏波多重四位相偏移変調(DP-QPSK)集約型トランスポンダとOFSのAllWave® ゼロウォーターピーク(ZWP)光ファイバがあったからです。

これにより、8TB/秒長距離DWDMシステムは、商用化に一歩近づきました。商用化が実現すれば、映像及びクラウドコンピューティング用途によって急拡大している帯域幅需要への対応が進むことになります。

「今回の試験が成功したのは、100G DP-QPSK変調方式、偏波多重及びソフトウェア前方誤り訂正(SoftFEC)、並びに最大で75,000ps/nmの自動分散補償を行う信号処理等、最も革新的な通信ソリューションを活用し、懸命な努力を行ったT8の研究開発チームのおかげです。T8のトランスポンダは、12.5dBですばらしい限界光信号対雑音比(OSNR)許容偏差性能を誇り、本来は10Gまたは40GのDWDMトラフィック用に最適化されたネットワークにおいて100G信号の伝送を助けます。私たちは、100G DP-QPSK及び40G非ゼロ復帰差動位相変調(NRZ-DPSK)伝送についても50GHzグリッドで実証に成功しました。光電子部品と光ファイバで世界をリードする革新的企業である古河電工・OFSの協力があったからこそ得られた結果です」。100G伝送の実証試験中にT8の最高責任者を務めたウラジミール・トレスキコフはこのように述べています。

OFSロシアでマーケティングディレクターを務めるアレキサンダー・ミキレフ(Alexander Mikilev)は、「この新たな成果は、両社の提携がAllWave® ゼロウォーターピークファイバ という確かな伝送媒体上でのDWDMシステムの性能に関する重要な基準の確立につながった良い例です。完全合成シリカ構造、密接構造、ゼロウォーターピーク性能を持つAllWave ZWPファイバは、全波長にわたって減衰とスプライス損失を低減し、映像でつながれたモバイル社会の帯域幅要件を満たすのに必要な距離の拡大とデータ伝送速度の向上 に貢献します。」と述べています。

OFSロシア事務所の最高責任者であるミハイル・パブリシェフは、次のように述べています。「この伝送試験の結果は、T8との提携の第2段階になります。2000kmでの40Gデータの伝送については今年に入ってすでに実証済みで、この度のAllWave® ZWP単一ファイバにおける40G及び100G混在伝送は第2のステップなのです。」

T8について

T8社は、独立国家共同体(CIS)におけるDWDM技術採択の分野においてリーダー的存在です。DWDM高速通信システムの設計と設置に関して豊富な経験を持つロシア科学アカデミーの専門家たちが当社の基礎を築いています。T8社はロシア国内においては、世界屈指のモデル化システムであるOptSimを用いてDWDMシステムを開発している唯一の企業です。また、光ファイバ通信の最高レベルの実験施設を所有しています。この実験施設は、DWDM伝送システムの作動および起動時における複雑な測定、色分散といった可視光線のパラメータや偏波モード分散補償(PMD)の分析、伝送品質試験やギガビット・イーサネットの測定などに対応できる100種類以上の装置を保有しています。

T8社の詳細な情報については、ウェブサイト(Open New Window.www.t8.ru.)をご覧ください。

OFSについて

OFSは光ファイバ、光ファイバケーブル、FTTX製品、光接続製品、及び特殊フォトニクス製品の設計、製造、及び供給における世界トップレベルの企業です。我々の製造部門及び研究部門が一丸となり、様々なアプリケーションが世界中の人々や機械を結びつける際に、その間を横断する革新的な製品及びソリューションを提示します。大陸間、都市間、近隣間、そして家庭及び企業のデジタル消費者に対し、我々は適切な光ファイバ、光ケーブル、及び効率的で費用効果の高い伝送のためのさまざまな部品を提供しています。

OFSの会社としての歴史は1876年まで遡り、その中にはAT&T(ニューヨーク証券取引所:T)やルーセント・テクノロジーズ(現アルカテル・ルーセント:ニューヨーク証券取引所:ALU)といった技術大手も含まれます。現在OFSは、光通信において数十億ドル規模の事業を有し、世界的リーダーである古河電工の所有となっています。

OFSはアメリカ合衆国ジョージア州ノークロス(アトランタ近郊)に本社を置き、コネティカット州エイボン、ジョージア州キャロルトン、ニュージャージー州サマセット、マサチューセッツ州スターブリッジ、及びデンマーク、ドイツ、ロシアに拠点を有する、世界的企業です。

OFSの詳細については、ウェブサイト(新しいウィンドウを開きます。http://www.ofsoptics.com.)をご覧ください。

お問い合わせ

PR Contacts:

Sherry Salyer
Public Relations
OFS
shsalyer@ofsoptics.com
+1 (770) 798-4210 office
+1 (678) 296-7034 cell

T8 問い合わせ先

107076, Moscow, Krasnobogatyrskaya str., Bld. 44/1, office 826
+7 (495) 58-58-096 telephone
+7 (495) 380-01-39 fax
info@t8.ru

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