古河パワーコンポーネンツ 高電圧直流(HVDC)給電システム用コネクタ開発

古河電工グループの古河パワーコンポーネンツ株式会社（本社：神奈川県横須賀市、代表取締役社長：松本茂）と、株式会社NTTファシリティーズ（本社：東京都港区、代表取締役社長：沖田章喜）は、高電圧直流（HVDC^（注1））給電システム用コネクタを共同開発しました。

HVDC給電システムは、通信ビルやデータセンターにおける省エネルギー化への貢献を期待されている次世代の電力供給方式です。本製品はHVDC給電システムへの適用だけではなく、太陽光や風力等の新エネルギー発電、更にはスマートグリッド分野への展開を期待しています。

本年2月1日から古河パワーコンポーネンツより販売を開始します。

高電圧直流（HVDC）給電システム用コネクタ

電源装置実装例

開発の背景

本製品は、HVDC給電システムにおける電線接続部への適用を目的として開発したコネクタです。

HVDC給電システムに適合した仕様（DC380V）において、長期間継続的に安定した通電を保証します。

また、作業時の安全性を重視して製品設計をしており、施工性・運用性に優れた機構となっています。

製品の特長・データスペック

1. 複数パターンの接続口形状を有するため、異極性の電線誤接続を防止することができます。
2. 充電部の露出がない構造とすることで高電圧直流（DC380V）に対する安全性を確保しています。
3. 電線接続作業時に工具を必要としないため、従来の圧着端子による接続方式より、大幅に接続作業性を改善できます。

補足

（注1）HVDC（High Voltage Direct Current）の略のことで、2011年11月10日株式会社NTTファシリテイーズ社よりニュースリリースされています。 http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei23/h23-1110.html をご覧下さい。本文に戻る