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ニュースリリース

「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」に参加

2012年3月8日

当社は、経済産業省の委託事業である「浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」(以下、本実証研究事業)に、丸紅(株)、三菱重工業(株)、三井造船(株)、(株)アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド、清水建設(株)、(株)日立製作所等10社および東京大学とともに参加します。
PDFファイルを開きます。(本実証研究事業の内容については別紙を参照)(PDF 677KB/3ページ)

当社は、本実証研究事業において送電を担当し、洋上の浮体式風力発電における発電電力や制御信号を、海底ケーブルを通して確実に陸地まで送り届ける送電システムを構築し、その検証を行います。浮体式風力発電は、常に波浪・潮流を受けて動揺しているため、海底ケーブルにもその過酷な環境下でのダイナミックな動きに追従する能力が求められ、これまで当社が培ってきたダイナミックケーブル技術を結集させた超高圧ライザーケーブル(注1)システムを開発し、世界最大級の浮体式洋上ウィンドファームの実現に貢献していきます。

開発項目

  1. 高耐久性ライザーケーブルの開発
    当該海域の海象条件、浮体の動揺データをもとにした挙動解析技術によりライザーケーブルのあるべき姿を求め、風車・浮体と同様な寿命を実現する電力・光複合超高圧ライザーケーブルを開発します。
  2. ライザーケーブル接続機材の開発
    経済性も考慮し、ライザーケーブルの接続機材およびケーブルのダイナミック挙動をサポートする副資材を開発します。
  3. 大規模ウィンドファームに適した光通信システムの開発
    経済性と信頼性を両立させ、大規模なウィンドファームに最適な光通信システムを構築し、その検証を行います。

浮体式洋上風力発電における送電システム模式図

浮体式洋上風力発電における送電システム模式図


(注1)ライザーケーブル:浮体に接続されて、常時海中浮遊状態で使用されるケーブルのことで、一般的な海底ケーブルとは異なり、厳しい海象条件の影響を直接受けるので、その構造・材質には非常に高い技術力が要求されます。

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