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ニュースリリース

スマートグリッドの日米共同実証プロジェクトがスタート
~商業地域スマートグリッド実証プロジェクトを米国ニューメキシコ州アルバカーキ市で開始~

2012年5月18日

実証施設の開所式で行われたテープカットの模様
実証施設の開所式で行われたテープカットの模様。
写真右から、Rob PERRY氏(Chief Administrative Officer, City of Albuquerque)、古川一夫NEDO理事長、Michael DALY氏(President, Mesa del Sol)、Ronald TALBOT(Chief Operating Officer, PNM Resources)。
※Mesa del Solは実証施設を所有する地元企業

  • 清水建設(株) 社長:宮本洋一、以下「清水建設」
  • (株)東芝 社長:佐々木則夫、以下「東芝」
  • シャープ(株) 社長:奥田隆司、以下「シャープ」
  • (株)明電舎 社長:稲村純三、以下「明電舎」
  • 東京ガス(株) 社長:岡本毅、以下「東京ガス」
  • 三菱重工業(株) 社長:大宮英明、以下「三菱重工」
  • 富士電機(株) 社長:北澤通宏、以下「富士電機」
  • 古河電気工業(株) 社長:柴田光義、以下「古河電工」
  • 古河電池(株) 社長:内海勝彦、以下「古河電池」

上記の9社は、本日(現地時間17日)、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)から受託した、PDFファイルを開きます。「スマートグリッドの日米共同実証プロジェクト」(PDF 141KB)の一環である「アルバカーキ市における商業地域スマートグリッド実証プロジェクト(以下、「本プロジェクト」)」の実証研究を同市で開始しました。研究期間は2014年3月までの約2年間です。現地では本日、NEDO理事長や9社の社長・役員、ニューメキシコ州関係者、アルバカーキ市関係者らの出席のもと、実証施設の開所式が執り行われました。

本プロジェクトの概要は、既存の商業ビル(3階建て、延床面積7,000m2、電力負荷約400kW)に、太陽光発電50kW、ガスエンジン発電機240kW、燃料電池80kW、蓄電池90kWを電源とするマイクログリッド(需要者側の電力供給網)を構築し、各設備を制御することで、①商用電力の供給者からの要請(注1)に基づいた商業ビル内の需給調整(デマンドレスポンス)、②商業ビル内の電力熱需要に応じた運転、③地域の電力会社が敷設している太陽光発電の出力変動補完、を行うというものです。

本プロジェクトには、米国からは地域の電力会社であるPNM(Public Service Company of New Mexico)とサンディア国立研究所、ニューメキシコ大学が参画し、電力会社と需要者側の協調を図ったスマートグリッドの実証を共同で行います。なお、プロジェクトのデータ管理をアクセンチュア、実証サイトの運営支援を伊藤忠商事がそれぞれ担当します。

プロジェクトのこれまでの経過は、2010年8月に9社がNEDOと実施契約を締結、その後2011年9月までの間に実証研究に採用する各種電源・熱源機器ならびに制御システムの設計・製作、続く11年10月から12年4月までの間に各種設備機器の商業ビルへの搬送・据え付け・調整運転などを実施しました。

(注1)本プロジェクトでは、商用電力の供給者が、電力需要予測に基づき発する要請を想定し、ガスエンジン、燃料電池、蓄電池、空調設備などの制御(デマンドレスポンス)を行ないます。

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