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古河電工時報 第105号

エタロン型光利得等化器の開発

水野一庸,西 泰宏,味村 裕,飯田義隆,松浦 寛,尹 大烈,麻生 修,山本敏郎,虎谷智明,小野義視,安 燁

概要

通信の大容量化,高速化に伴い,波長多重通信方式(Wavelength Division Multiplexing,WDM)の研究が活発に行われている。この伝送方式のキーデバイスであるエルビウム添加ファイバ増幅器(Erbium-doped Fiber Amplifier,EDFA)には利得特性が平坦なことが求められる。利得平坦化技術の一つに,EDFAの利得特性と相反する損失特性を有する光利得等化器を使用する方法がある。我々は,エタロンフィルタを用いた光利得等化器において非線形フィッティングを利用した設計手法を確立し,様々な損失特性に対し誤差の少ない設計を可能とした。また,本手法に基づいた設計によりモジュールの試作を行い,利得平坦性に優れた特性を得ることができた。本報告では,設計手法を解説するとともに,様々な利得特性を有する増幅器に対応する光利得等化器の試作結果についても述べる。


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