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古河電工時報 第105号

高出力励起光源(HPU)の開発と広帯域ラマン増幅器への応用

江森芳博,並木 周

概要

1405 nmから1510 nmにわたる12波長の励起用レーザダイオードにファイバ・ブラッグ・グレーティングを接続し,発振波長を狭窄化・安定化したのちに,石英系ガラス集積回路技術によって作製されたマッハツェンダ干渉計型波長合波器を用いて合波することによってトータル光出力2.2 Wとなる高出力励起光源を開発した。開発した励起ユニットを用いて,三種類の伝送路用ファイバ(SMF25 km,DSF25 km,RDF20 km)をラマン増幅用媒体として使用したラマン増幅実験を行い,SMFでは平均利得2 dB,DSFおよびRDFでは平均利得6.5 dBにおいて1520 nmから1620 nmの波長帯域で利得偏差±0.5 dBとなる超広帯域増幅特性を実現した。


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