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古河電工時報 第105号

光ファイバ中の四光波混合発生とその応用技術開発

麻生 修,忠隈昌輝,並木 周

概要

四光波混合(FWM)はDWDM伝送において回避すべき現象の一つであるが,応用によっては重要な次世代光デバイスや光ファイバ測定技術の基礎となる。本報告では,FWMの発生原理について言及した後,応用としてFWMを効率よく発生する特殊ファイバを用いた,広帯域全光波長変換器の開発を紹介する。変換波長帯域は半値全幅で23.3nmにわたり,これまでに報告されている非偏波保持の光ファイバを用いた波長変換では最も広帯域である。また,もう一つの応用として,FWMの発生効率の評価を介した光ファイバの非線形定数の新しい測定方法の開発を紹介する。本方法によれば光ファイバの波長分散と非線形係数を同時に測定することが可能である。


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