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古河電工時報 第106号

アルミ製平面型ヒートパイプの開発

志村隆広,榎本久男,尚 仁,中村芳雄

概要

近年,平面型ヒートパイプが放熱・冷却用部材として注目されているが,電子機器内部の高密度実装化がすすむにつれ,より薄型のヒートパイプが求められつつある。当社ではアルミニウム押出しにより形成される多穴管をコンテナとした,薄型でかつ自在に曲げられる平面型ヒートパイプを開発した。このヒートパイプは各穴にワイヤーを挿入することでウィック構造を容易に実現したもので,従来の平面型ヒートパイプにはない特長を有している。このような特長をもつヒートパイプを光通信用架空密閉筐体(NTT殿向け光加入者終端装置用の筐体)に適用し,熱性能評価及び信頼性評価を行ったところ,良好な性能が確認できたので報告する。


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