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古河電工時報 第107号

66,110kV工場拡径常温収縮型接続部(CSJ)の実線路納入

栗原弘明,小林正三,亀田谷昌己,新子谷悦宏,織田博士,芹沢 徹,田代豊明

概要

海外110kV級以上用の付属品市場では,施工が比較的簡易で信頼性の高い現地組立て型のプレハブ型接続部が指定されることが多い。この中でもエポキシユニットとゴムストレスコーンを組み合わせたエポキシユニット型PJから,より構造のシンプルで簡単に施工できるワンピースゴムブロック型接続部(Rubber Block Joint: RBJ)がトレンドとなりつつある。国内66kV級でも,より高品質に,より安く,より短時間に施工できる接続部として,現在の主役であるテープ巻型接続部(TJ)に取って代わろうとしている。

我々はこれらのニーズを背景に,RBJ の一つの方式として工場であらかじめ製造・拡径しておいたワンピースのゴムブロックを現場でケーブルに装着する常温収縮型接続部(Cold Shrinkable Joint)の開発に成功した。超高圧分野での工場拡径・常温収縮型接続部は世界初である。
このたびこの工場拡径・常温収縮型接続部を納入したため,これを報告する。


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