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古河電工時報 第115号

高性能ヒートシンク「クリンプ フィン®」の開発

野田一,池田匡視,木村裕一,川畑賢也

概要

近年,CPUの発熱量はう余曲折を経ながらも着実に増大しつつあり,ヒートシンクの熱性能に対する要求は緊急性が高まっている。その一方で体積の制約,コストの制約,環境の制約,低騒音化の要求など様々な条件が加えられるため,リモート型などの高性能型ヒートシンクやペルチェ素子の適用などが困難な場合もあり,あくまでも従来型のヒートシンクで,こういった要求に応えなければならないことが多い。本稿は,そういった従来型のヒートシンクのうち,銅やアルミのベース板に同じく銅やアルミの放熱フィンを機械的に接合した,いわゆるクリンプ フィンヒートシンクについて,その長所と限界を論じたうえで,新形状のクリンプ フィンヒートシンクの開発の経緯と応用例について報告するものである。


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