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古河電工時報 第121号

診断試薬用シリカナノ粒子の開発

会澤英樹、高木智洋、平山陽介、大久保典雄

概要

蛍光による生体分子検出技術の高感度化とその診断試薬への適用を目的に,従来から使用されている有機色素と比較して,高輝度であることを特長とする蛍光シリカ粒子の開発を行った。粒子作製では,精密な粒径制御技術によって粒径15~500nmで均一な蛍光シリカ粒子の合成技術を確立した。また粒子表面処理では,交互吸着法を用いた表面修飾法を開発し,凝析防止と同時にカルボキシル基を付与する技術を確立した。更に表面に抗体を結合したシリカ粒子は,体外診断試薬であるイムノクロマト検査薬用標識粒子として適用可能であることを確認した。


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