小久保 陽介、田中 彰、友松 功、青垣智幸、伊藤正康
概要
マイクロセルラープラスチック（MCP）プロセスは，ミクロンオーダの気泡を有する発泡体を作るための1つの手段であり，他の発泡法に比べて気泡が微細で，かつ気泡数密度の極めて高い発泡体を容易に作製できるという特長を持つ。本報告書では，MCPプロセスにおける微細気泡制御について紹介し，発泡倍率を保ちつつ気泡のナノ化が実現できることを見る。そして，気泡制御を行うことで発泡体にどのような光学特性が現れるのかについて4つの具体例を挙げ，気泡制御技術の有用性とそれらの用途展開について議論する。
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