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古河電工時報 第129号

アルミ電線端子圧着部の冷熱衝撃劣化現象

阿部久太郎、須齋京太

概要

車載アルミ電線に関し、冷熱衝撃繰返しサイクル時のアルミ電線特有である、端子圧着部劣化現象の劣化メカニズムを解明することを目的とした。先ず劣化要因が電気接点の応力緩和と接点酸化によるものであるとの仮説を立て、次にその仮説に対し実験及び解析による検証をおこなった。その結果繰返しサイクルの初期では接点酸化により急激に劣化し、その後は応力緩和による接圧低下及び接圧が低下した接点の新たな酸化により緩やかに劣化するとの結論を得た。また長期劣化予測をおこない、車載環境でも十分な接続信頼性が得られることを確認した。


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