ページの始まり



古河電工時報 第132号

24 GHz帯高分解能マルチモードレーダの開発

井上大輔、高橋慶、矢野寛裕、室伏規雄、松嶋禎央、飯島崇

概要

近年,センサデバイスを搭載し,周辺物体を検知することで,車両の事故を未然に防ぐ先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driver Assistance System)の普及が始まっている。レーダ技術を用いることで,電波の天候に応じた減衰特性やドップラ効果の検知により,カメラやレーザに比べて高信頼なセンシングが可能となる。このため,今後ますます需要が増加すると考えられている。当社では,これまでにパルス方式レーダをベースとして,特定小電力無線局 移動体検知センサ用無線設備に準拠する各種アプリケーションに適合可能なマルチモードレーダを開発した。このレーダは,コンパクトで車両への搭載の自由度が高く,バンパ内部に搭載できるため,前側方監視,後側方監視などの,各種アプリケーションに適用可能である。本稿では,開発コンセプトと基本性能,車両搭載検討について紹介する。


ここからサブカテゴリメニュー

サブカテゴリメニューここまで


ページの終わり