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古河電工時報 第132号

環境に配慮した林野火災用消火剤の開発

岩本真司、大庭啓彦、三木栄治、用瀬英順、鈴木裕、奥崎秀典

概要

これまで建築物を主として,木材・繊維・紙・プラスチック・タイヤなどのクラスA火災用泡消火剤の開発と実用化を手掛けてきたが,世界的には林野における火災が国際問題となっていることから,林野火災用消火剤の開発を行うこととした。林野火災において様々な消火剤が使われているが,主戦術となる航空機などを使用した消火用水の空中散布の際に,航空機の気流や落下時の空気抵抗によって消火用水が拡散・消失し,想定した延焼防止性能を得られないことが課題として挙げられている。本開発ではこの課題をクリアするとともに,林野に散布された消火用水が環境中へ滞留しないゲル系の消火剤の組成を見出した。


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