基本的な接続設定は,Windows95/NT対応のGUIソフトで,画面の指示に従って入力するだけなので簡単です。MUCHO-ST/PS/TL/TL-DSUは,ウィザード方式の専用ソフト,MUCHO-FRは,InternetExplorer4.0に対応したWWWブラウザ用ソフトになります。
これらのソフトは,ホームページからダウンロードすることができます。
MUCHO-ST/PSのユーティリティソフトをダウンロード
MUCHO-TL/TL-DSUのユーティリティソフトをダウンロード
MUCHO-FRの設定アプレットをダウンロード
データを圧縮して送受信することにより,回線接続時間を短縮できます。また,データ圧縮機能は業界標準であるStacLZSをサポートしていますので,同方式をサポートしている各社製品との接続が可能です。
シスコ社製品,アセンド社製品とデータ圧縮を利用して通信する場合のパラメータ設定の詳細は,FAQをご覧ください。
Windows95でも標準サポートしているTCP/IPヘッダ圧縮機能(VJ Compress)をサポートしておりますので,TA(ターミナルアダプタ)を利用してWindows95端末ともヘッダ圧縮機能を使用して接続できます。
遠隔地からコマンドでの設定変更,ログ情報の収集といったリモートが保守可能です。
遠隔地からのファームウェアバージョンアップ,設定ファイルのダウンロード,アップロードが可能です。
登録した接続相手向けのデータが発生すると,自動的にISDNをダイヤルアップします。MUCHO-PSは2箇所,MUCHO-ST/TL/TL-DSUは20箇所の登録が可能です。
また,MUCHO-ST/TL/TL-DSUでは,ISDNの2Bを活用して,1Bをインターネットにもう1Bを複数のイントラネットに接続することも可能です。
ISDN Bchを2本同時に使用し,異なる2箇所と接続し通信することができます。たとえば,2箇所の支店と接続する本社側で使用することができます。ISDNの2Bを活用して,同時に1Bをインターネットにもう1Bをイントラネットに接続することができます。
データトラフィック量によりISDN Bchを1本→2本→1本といったように動的に変化させ,ISDNの回線料金を効率よく抑制することができます。業界標準MP(PPP Multilink Protocol)を採用しており,Cisco,Ascend,YAMAHAルータともMPでトラフィック分散機能を使用して接続ができます。
システム構築上の問題などでISDN回線が接続されっぱなしになり,思わぬ回線料金となってしまうことがあります。課金監視機能は,こうした問題を回避するために,連続で接続するリミット時間を設定する機能です。課金監視機能は以下2つあります。
接続相手に関わらず,装置としてのISDN連続接続のリミット時間を設定できます。これは,主にISDN網の障害や,アプリケーション設定ミスを想定しており,装置連続リミット時間(相手連続リミット時間より長く設定するのが通常)を越えて連続で接続されると,装置(MUCHO)を停止させます(電源OFF/ONで装置は復旧します)。
ISDNのバス接続などの際に,DSU配下に回線終端抵抗がない場合があります。その場合は,回線終端スイッチをONにすることで接続が可能となります。配線上,または他の機器に回線終端抵抗がある場合は,スイッチをOFFにします。
初期導入時のリモート設定が可能です。 工場出荷状態で,ISDN回線経由での設定ができます。 本社〜支店間をMUCHOで接続するような場合に,支店側工場出荷状態のMUCHOにISDNを接続し電源ONするだけでリモートから設定を行うことが可能です。
リモート初期インストールの手順
NTTで実施している「NTTナンバーディスプレイサービス」への対応や,MUCHO-TL/TL-DSUのアナログポートにつないだ電話をより便利に利用できるように,電話機能を拡張しております。
拡張内容は以下のとおり。
設定を行う場合は必ずこちらをご覧下さい。
●NTTナンバーディスプレイサービスへの対応
- ナンバーディスプレイ装置使用の有無の設定
着信時,ナンバーディスプレイに対応した電話機などのディスプレイに,電話をかけてきた人の電話番号などを表示することができます。
- 発信者番号による電話への着信制限(識別着信)
いたずら電話や無用な電話を受けないように,かかってきた電話の発信者番号等の内容から,TELポート毎に着信を制限することができます。
- 電話をかける時の発信者番号の通知方法の選択
MUCHO-TL/TL-DSUから,184または186をダイヤルしないで電話をかけた時に,発信者番号を相手に通知するかしないかをTELポート毎に決められます。
●ファックスを有効に活用していただくために
- プリフィックス発信
MUCHO-TL/TL-DSUでは,通常の電話番号の前に特定の番号を付けてダイヤルするだけで,その回の電話に限ってHLC(高位レイヤ整合性)を特定することができます。ま た,通話中の着信(コールウエイティング)を無視することもできます。
- FAX無鳴動着信の選択
HLCの通知ができない一般電話からのFAX着信を「無鳴動(1300HZ)着信」することができます。 MUCHO-TL/TL-DSUが着信した時,その着信番号が契約番号かダイヤルインかで無鳴動するかしないかをTELポート毎に区別できます。●フリー転送を有効に活用していただくために
- フリー転送代替着信
フリー転送をご利用時,転送先の事情で着信転送が失敗した場合は,MUCHO-TL/ TL-DSUが着信した時のTELポートに繋がれている電話を呼び出すようにTELポート毎に 設定できます。●なりわけ着信を有効に活用していただくために
- INSなりわけ着信の機能拡張
なりわけ着信中においても,他のTELポートで通常の着信や新たななりわけ着信が可 能です。- 疑似なりわけ
NTTのなりわけサービスを契約されていない場合でも,短縮登録している相手から着 信を受けた場合,電話を6なりわけ呼出ベルと同じように鳴らす事をTELポート毎に設 定できます。●フッキングができない子機等を有効に活用していただくために
- フッキング代用特番
お手持ちのフッキングができない電話機(特に親子電話の子機)でも,通信中着信の 応答や外線通話の内線転送等フッキングを利用した操作ができます。 ただし,電話機は“#”が押せるものでなければいけません。●電話からの設定をより便利にしました
- 他ポート設定
設定の為に受話器を取っていない,もう片方のTELポートの設定を行うことができます。- 全ポート設定
設定の為に受話器を取っていない,もう片方のTELポートの設定も同時に行うことができます。- 着信転送の全ポート指定
前述の「全ポート設定」を利用して同時に両ポートの設定ができますが,着信転送を 「行う/行わない」に関しては,より短い操作手順で済むように特別な全ポート設定 のコマンドを用意しています。 外出先から着信転送の設定解除を行う為の暗証番号を,両ポートで同じ番号に設定す れば,外出先からでも着信転送の設定解除を全ポート同時に行なえます。