電気自動車やハイブリッド車に用いられるモータにおいて、端部を溶接して組み付けることで、コイルエンドの高さを低減することにより、銅損の減少・小型化が可能となる。
モータ
平角線溶接
古河電工の高輝度ファイバレーザとビームプロファイル制御との組み合わせにより、溶融池をコントロールすることで平角線間のギャップが存在する場合においても均一に溶接可能となります。
Hybrid溶接では、青色レーザ光で銅材料の過熱を行い、溶融池の拡大と安定を行うことで、スパッタの低減や高速な加工が可能となります。
平角線ヘアピン溶接例
丸線溶接
従来の溶接では困難であったタフピッチ銅(注1)を古河電工の特長であるビームモード制御で凝固時間をコントロールし、ガスを十分に拡散することで ブローホールレス化を実現しました。
(注1) タフピッチ銅;微量な酸素を含む為、溶接時の温度上昇でガスが発生しブローホールが発生しやすい
丸線ヘアピン溶接例
被膜除去
青色レーザを用いることで、残渣の無い被膜除去を高速加工で行うことが可能となります。
先端10mmの被膜除去動画です。焦点ずれに対する裕度が高く、線材を傾けた状態での2面同時除去が可能となります。
インバータ
インバータのバスバ―(銅板)同士の様々な接合においても、高輝度ファイバレーザとビームモード制御の組み合わせにより、高深度・高品質な加工が実現可能となります。
突き合せ溶接
(t2.5 mm銅板同士)
重ね溶接
(t0.5 mm銅板同士)
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