特長1銅の高品質・高速加工

ファイバレーザ(IR)と青色レーザを併用した青-IRのハイブリッドレーザを使用することにより、従来のレーザでは困難であった銅に対する深い溶け込みと高品質溶接の両立を実現します。青色ビームによる優れた溶接安定性により、溶接欠陥が発生しやすいタフピッチ銅の低スパッタ/低ボイドでの溶接を可能とするほか、無酸素銅に対してはスパッタフリー溶接も可能とします。高速・低熱影響での溶接が可能のため、高い溶接安定性と低入熱が求められる基板材料に対してもクラックフリーでの銅溶接を可能とするほか、深い溶け込みにより3mm以上の厚板銅バスバーへの適用も可能であり、 EVモータやインバータ等の各種銅部品の溶接に最適です。



当社は様々な銅製品を扱っており、銅材料に関する深い知見を有していることも強みです。金属材料の研究開発部門と連携し、レーザ技術と素材力を組み合わせることで、お客様に最適なレーザ加工ソリューションを提供いたします。

  • 銅条

  • LiB用銅箔

  • リードフレーム

  • 端子コネクタ

  • 自動車用
    ジャンクションボックス

  • ワイヤハーネス

特長2ビームモード制御技術(IRレーザ)

当社のビームモード制御技術の最大の特長はモード設計の自由度です。ビームモードを任意の形状に変更することが可能で、それぞれの加工材料に最適なパターンと強度分布を実現できます。

緻密な入熱制御が求められる亜鉛メッキ鋼板やアルミ合金の溶接に特に有効です。

ビームモード制御によりスパッタ抑制を実現

通常ではスパッタが発生してしまう条件下でも、ビームモード制御技術を使用することにより、スパッタを低減する事も可能です。

お客様に最適な加工品質を提案するため、当社内のアプリケーションラボにおいてビームモード制御技術による加工品質の改善効果の検証も行っています。

ビームモード制御なし

スパッタ 多

ビームモード制御あり

スパッタ 少

特長3世界最高レベルのビーム品質

当社のレーザはIR・青色ともに世界最高レベルの優れたビーム品質を有しています。 加工点で非常に高いビームエネルギー密度が得られるため、深い溶け込みと高速加工を可能にします。

ビームプロファイル M2=1.06(シングルモード)

特長4国内メーカーならではのサポート体制

お客様のご要望に沿った保守契約のご提案や、トレーニングセンターにて実機を使用した保守トレーニングを行うことができます。

  • ①カスタマーサポート

    • お客様に沿った保守契約の締結
    • 先出しセンドバック保守
    • 保守範囲概要(詳細は保守契約書にて決定します)
      製品の説明書に記載された設置条件、使用方法及び注意事項に従って使用中に発生した当社製品の故障に対しての保守
    • レーザ専任のカスタマーサポートチームによる迅速なトラブル対応・アフターサービス
  • ②トレーニングプログラム

    保守トレーニング

    トラブル発生時の稼働停止は、著しく生産性が落ちる要因となります。装置の稼働停止時間を短縮するため、お客様のメンテナンス・保守のスキル向上を目標としてトレーニングセンターを開設しております。

    実機を使用した実践的な約1日のトレーニングプログラムをご用意させていただいております。

    お客様のご要望、ご要求に合わせたプログラムを提案させていただきます。

  • ③お客様のニーズに沿ったサポート

    • 国内メーカならではトラブル対応をさせていただきます。
    • 年間契約による安心なアフターサポートをご提案いたします。

古河電工の技術を結集した国産ファイバレーザ

世界で初めて光ファイバケーブルを実用化した古河電工の通信技術を結集した、高出力ファイバレーザです。
基幹部品はすべて古河電工グループで製造しており、日本品質にこだわった国産ファイバレーザになります。
また、パートナー(企業)と当社の技術融合が新たなソリューションを創出し、世界トップレベルのレーザ加工品質の実現に大きく貢献します。

時代のニーズに合わせた
ファイバレーザの歴史があります。

古河電工は、光通信で培った技術をファイバレーザに応用し、国内のパイオニアとして早期に開発を進めてきました。

可視光レーザや低出力ファイバレーザを経て、2011年には国産初の300W/500Wシングルモードファイバレーザの量産を開始。
以降、高出力ファイバレーザやBlue-IRハイブリッドレーザなどの新製品を発表しました。

また製品化と併せてお客様の課題を共に解決する「アプリケーションラボ」と、サポート体制を強化する「カスタマーサポートセンター」を設立し、
お客様のご要望に沿う活動を行っています。

今後もお客様に合ったソリューション提案を続けていきます。