味村 裕，水野一庸，並木 周，田代至男，江森芳博，宮澤真理子，津田寿昭，西山和彦，植村康生，太田寿彦
概要
大容量化，高速化が求められている光通信需要により，波長分割多重（WDM: Wavelength Division Multiplexing）通信方式に対する期待はますます大きくなる一方である。WDMを支えるキーデバイスにエルビウム添加ファイバ増幅器（EDFA）があり，その利得が平坦であることが求められる。しかしながら，利得等化器の損失特性やエルビウム添加ファイバ（EDF）の利得特性が温度変化に起因して変動することにより，EDFAの利得特性が温度により変化することが問題となっている。今回，波長シフトの大きい温度変化を有する長周期ファイバグレーティングに着目し，一般的な利得等化器と組み合わせることにより，広い温度範囲でEDFAの利得特性の温度変化を補償する複合型利得等化器を実現した。
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