ページの始まり



古河電工時報 第107号

所内用細径光ファイバコードの開発

中嶋史紀,小林一郎,石井伸尚,山口邦明,石丸仁志

概要

近年,光通信需要の高まりにより,所内での光配線量も増加しており,将来的な所内でのフロアースペース不足が課題となってきている。これに関し,光配線需要増への対応及び効率的な運用・サービスを可能にする目的で新しい所内光配線システムの開発が行われた。そこで使用される所内配線用光ファイバコードについては,省スペース化への対応のため,現用の外径1.7mmを1.1mmまで細径化する必要があった。一方,近年の地球環境問題への意識の高まりから,環境への影響を配慮し光ファイバコード構成部材にはノンハロゲン材料を用いることが望まれていた。そこで今回,新しい所内配線で運用可能なハンドリング性能を有した光ファイバコードの細径化検討を行うと同時に,その構成部材をノンハロゲン材料とし,従来並の難燃特性を有する光ファイバコードの開発を進めた。その結果,良好な特性のノンハロゲン難燃細径光ファイバコードを得ることができた。


ここからサブカテゴリメニュー

サブカテゴリメニューここまで


ページの終わり