ページの始まり



古河電工時報 第116号

世界最長500m超電導ケーブルのフィールド試験

八木正史, 向山晋一, 石井登, 佐藤修, 市川路晴, 高橋俊裕, 鈴木寛, 木村昭夫, 安田健次

概要

経済産業省のプロジェクトとして,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が超電導発電関連機器・材料技術研究組合(Super-GM)に委託した「交流超電導電力機器基盤技術の研究」プロジェクトの中で,古河電工と財団法人電力中央研究所とSuper-GMは世界最長となる500m超電導ケーブルのフィールド試験についてすべての予定した試験を完了して,将来の高温超電導ケーブルの実用化に向けた基本的な技術の確立に成功した。

高温超電導ケーブルを実用化するためには,延長数kmのケーブルを液体窒素で冷却しなければならないことから,基本的な運転特性や液体窒素の長距離循環による問題について,詳細に確認する必要があった。古河電工が製作した500m長の高温超電導ケーブルを,電力中央研究所電力技術研究所(横須賀)に布設して,2004年4月より,基本特性試験,定常運転特性,負荷変動試験,過酷・限界性能試験を進めてきた。この度,当該試験が成功裏に終了したのでその成果をまとめた。


ここからサブカテゴリメニュー

サブカテゴリメニューここまで


ページの終わり